見出し画像

アップオアダウン? / Up or Down?

デザイナー:Michael Kiesling, Wolfgang Kramer
アートワーク:Marek Bláha
出版社:ABACUSSPIELE
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

カードを昇順もしくは降順に並べて得点化することを目指すカードゲームです。デザイナーはクラマー&キースリング。

最初に各プレイヤーにカードを3枚ずつ手札として配ります。カードは人数にもよりますが、1~120くらいの数字が各1枚ずつ。

手札は常に3枚。

その後で、場札を6枚円環になるように並べます。並べる時は数字の昇順になるように。さらにその真ん中に山札を半分にして置きます。山札の片方は裏向きで、もう片方は表向きにします。

セットアップするとこんな感じ。カードを昇順に並べて円環になるようにする。

ここまでできたらゲームスタート。スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。

手番にプレイヤーはカードを1枚プレイします。プレイしたカードは数字の昇順が崩れないように中央の円環のどこかに配置します。その後、配置した場所の左右に隣接しているカードを獲得します。

手札のカードは円環のしかるべき位置にプレイする。その後、両隣のどちらかのカードを獲得する。

例えば、10、24、45、70、91、102の場に68を出した場合は、45か70を獲得します。ちなみに円環なので、105を出したら102か10のどちらかを選べます。

獲得したカードは手元に配置します。手元には3つのスロットがあり、獲得したカードをいずれかのスロットにカードを追加するイメージ。

各スロットは数字の昇順か降順に並べることになります。各スロット1枚目の段階では制限はありませんが、2枚目を置いた瞬間にそのスロットに、より大きいカードしか出せないか、より小さいカードしか出せなくなります。

カードを重ねる事で昇順か降順か分かるようになってる。

獲得したカードがいずれのスロットにも置けない場合、スロット1つを潰します。潰したスロットのカードは全て裏向きで避けておきます。そして、潰したスロットに獲得したカードを置きます。

最後に手札を山から引いて3枚にしたら手番終了。

これを繰り返していき、山札と手札全て無くなったらゲーム終了。得点計算に移ります。得点計算ではスロットを潰して裏向きになったカードが1枚1点になります。

右は紫4枚×6枚で24点。左は緑(ピンクとかでもOK)2枚×10枚で20点。

さらに各スロットはそのスロットでもっとも多い色の枚数×スロット全体の枚数が得点になります。合計得点が一番高いプレイヤーの勝ち。

■遊んだ感想

ラスト3手番、あなたは絶対後悔する。

令和の世に突如として現れた激渋カードゲームです。ゲーム自体は淡々と進み、時々「それは持ってったらダメだってー!」って言いたくなる感じ。オールドユーロと言うか、トラディショナルな香りすらします。

ゲーム自体は手札からカードを出しつつ、その数字に近いカードを受け取ると言う少し変わったアプローチです。選択肢は少しありますが、多くはないので、その中で最良の手を取っていくイメージです。

スロットが3つ用意されているので、ゲーム終盤までは潰す事もあまりなく比較的余裕を持った状態でゲームが進んでいく印象でした。

問題は山札が無くなって手札だけで勝負するタイミング。ここを上手く調整しとかないと突然スロットを潰さないといけなくなります。ここが一番盛り上がるポイントかもしれません。

なんとか、なれー!!

山札が無くなるまでがイントロ。無くなってからが本当の勝負。そんな感じのゲームです。


ルールの複雑さ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★☆☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?