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ファクトリーファナー / Factory Funner

デザイナー:Corné van Moorsel
アートワーク:Steven Tu
出版社:CwaliBoardGameTables.com
プレイ時間:20~40分
プレイ人数:1~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

様々な機械を導入して工場を作り上げていくパズルゲームです。工場は毎ラウンド完成させていかなければならず、いわば徐々に拡張していくイメージ。

ゲームの準備として各プレイヤーには個人ボードが配られます。さらには機械タイルを規定枚数積んで山にしておきます。

個人ボードには4色の原材料と完成した製品を貯めておくタンクが3つ置かれます。

ゲームが始まると、各ラウンド最初は機械タイルの山の一番上を公開します。そして、それと同時に好きなタイルを早取りします。

機械タイルを獲得したら、個人ボードに配置します。機械には入力と出力があり、それぞれ色と量が決まっています。配置をする時は入力条件を満たさないといけません。そのためには原材料、または他の機械と接続をする必要があります。そこで、登場するのがパイプです。

パイプを使って機械を接続していく。各ラウンドでは必ず全ての出力に蓋をする必要がある。

パイプは原材料のタンクや機械をつなげるために使います。接続する際は各機械の入力と出力が正しくなるように繋げないといけません。例えば、緑の入力に青の出力を繋いではいけませんし、赤が3つ分必要な入力に赤2つ分だけ繋ぐこともできません。

また、気を付けないといけないのは、工場なので各ラウンドごとに工場が完成している必要があること。垂れ流しはもはや事案。

ちょっと変わっているのは、パイプは六角形のマスの同じ辺を使わなければ、交差をすることも可能なところ。交差させる時は実際にパイプの上に他のパイプを乗せてしまいます。

機械は一度配置したらゲーム終了まで動かすことはできませんが、パイプはお金さえ払えば敷き直す事が可能です。パイプを取り除くのは無料ですが、敷くのには常に1金かかります。

パイプは二股なんかもあって同じ色は混ぜてもOK。
機械にある黄色い丸の中の数字が貰えるお金。

うまいこと配置ができたら、今獲得した機械に描かれたお金を受けとります。上手く配置できない時はペナルティを支払って機械を捨てる事も可能です。さらに機械同士を接続した時に入力の量とそこに接続した出力の量が一致してたら、ゲーム終了時にボーナスがもらえます。

これを8ラウンド繰り返して一番お金を稼いだプレイヤーの勝ちです。

■遊んだ感想

パイプの使い方が斬新なパズルゲーム。先を見据えた配置が必要。

パズル思考の強いゲームです。機械は一度配置すると動かせないところがくせ者で、ある程度この先どこに機械を配置していくのかを見越しておかないと後半は全然機械が配置できなくなる可能性をはらんでいます。

初プレイでは、先を見据えて機械を離したところに置いたりとかは気付きにくいと思われるので、何度か繰り返し遊んでみると徐々に楽しくなってくるように思います。

機械タイルの同時公開からの早取りがあるので、じっくりと吟味している時間はなく、パッと見で「いけそうなんじゃない?」と判断して取る事になるので、ハプニングが起こりがちなのもパズルだけでない、ちょっとした面白さの1つだと思います。

パズルが好きな方にはオススメしたいゲームの1つです。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★☆☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★★☆☆


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