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秦 / Qin
デザイナー:Reiner Knizia
アートワーク:Dennis Lohausen
出版社:eggertspiele, Pegasus Spiele
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~4人
■ゲーム内容
中国を舞台に領土を広げ、影響力を高めていくゲームです。手番には上下で別れたタイルを手札から1枚ボードに配置していくだけ。
簡単。
各プレイヤーは建物コマを規定の数だけ個人サプライに持ってスタートします。あとは手札に3枚ドミノのように半分ずつに分かれたタイルを持ちます。
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ゲームは時計回りに手番を行い、各プレイヤーは手番にタイルを1枚ボードに配置していきます。配置する際は既に置かれたタイルに隣接する形で置いていき、同じ色で2マス以上のエリアが出来たら、そこに自分の建物を置きます。
もし、タイルを置いた結果、既に建物が置かれているエリアと繋がる事があれば、タイルを置く前により広かったエリアの方に吸収されてしまいます。吸収されてしまった側は建物を自分のサプライに戻すことになります。
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さらにそれが5マス以上のエリアであるならば、2つ建物を重ね、吸収されなくなります。
ボードには所々に中立の村が存在しています。これらは周囲のエリアに最も多くの建物を置いているプレイヤーの影響下にある事になり、そのプレイヤーの建物を置く事になります。2つ建物を建てているエリアが村に隣接していれば、もちろん建物2つでカウントします。
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これを繰り返していって、最初に個人サプライにある建物を無くしたプレイヤーがゲームに勝利します。
■遊んだ感想
シンプルなタイル配置に秘められたソリッドな殴りあい。
やることは簡単ですが、所謂陣取りなのでボードの各所でお互いににらみ会う展開が起こります。ゲームの終了も建物がサプライに無くなったらと言うこともあり、常にトップが殴られる展開になりがちです。
もちろん、タイルの引きによってはなかなか殴られない展開も考えられるわけですが、直接的な殴りあいが苦手な方には合わないように思います。
個人的には直接的な殴りあいの中に、タイルの引き運の妙があり、如何に相手を出し抜く一手を打てるかが面白いゲームだと思います。
ルールの複雑さ :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★★★★☆☆
運の要素 :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆