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ブラックスパイ / Black Spy

デザイナー:Alan R. Moon
アートワーク:Philippe Guérin, Chris Quilliams
出版社:ABACUSSPIELEThe Avalon Hill Game Co
プレイ時間:45分
プレイ人数:3~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

ハーツ系の取りたくないトリックテイキングゲームです。ちょっと特殊なマストフォロー。カードは5スートでランクは1~11。ただし、黒スートの7だけは多めに入っています。

ゲームは規定の点数を獲得したプレイヤーが現れるまで続きます。

各ラウンド、手札が配られたら最初に手札からカードを3枚他のプレイヤーに渡します。カードを渡す相手はラウンド毎に変わります。

それが終わったら、マストフォローのトリテを行うわけですが、フォローはリードプレイヤーのプレイしたスートもしくは数字のどちらかをフォローすればOKです。

リードは緑3なので、緑もしくは3を持っていたらプレイしないといけない。

2つのフォロー方法があるので、どちらかを満たすカードを持っている場合はプレイしないといけません。例えば、リードプレイヤーのカードが『緑3』であれば、『緑』のカードを持っているか『3』を持っていたら、プレイしないといけません。スートも数字もフォローできない場合は何をプレイしてもOKです。

トリックを取るのはリードのプレイしたカードのスートで最大のカードをプレイしたプレイヤー。つまり、数字をフォローすればトリックを取ることはありません(黒7は先勝ち)。

得点に絡むカードは『ブラックスパイ』こと黒のカードと各スートの7。黒のカードは数字が大きいほど得点が高くなりますが、例外として黒7は10点もあります。しかも黒7は複数枚ある。

タイトルにもなっているブラックスパイ。得点は低い方が良いので、取らない方が良い。

黒以外の7は逆にマイナス点。こちらは逆にあると助かる。それ以外のカードは特に何もありません。

黄7がリードで奇跡的に黒7が1枚も出ていない。

ラウンドが終わったら得点を計算して、いずれかのプレイヤーが規定の点数を越えていたらゲーム終了。最も得点の低いプレイヤーの勝ちです。

■遊んだ感想

1ディール目から気が抜けないハーツ系のトリテ。

マストフォローですが、数字でフォローすることもできるところがポイントで、1ディール目から黒を放り込まれる可能性を常にはらんでいる所が面白いです。

特に、各ラウンドで3枚も手札をドラフトしているため、いきなりボイドができてるプレイヤーがいる可能性すらあります。

黒と赤以外ならぶっこんでいける。

数字でフォローする事を忘れそうになる所はありますが、それ以外は素直なマストフォローのトリテなので、少しトリテに慣れてきたら楽しめるのではないかと思います。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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