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ダイ・オブ・ザ・デッド / Die of the Dead

デザイナー:James Allen, Mark Stockton-Pitt
アートワーク:Rusembell
出版社:Radical 8 Games
プレイ時間:30~50分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

メキシコの死者の日をテーマにしたゲームです。祭壇をダイスで彩っていき、最初に祭壇の一番上に到達したプレイヤーが勝利します。

コンポーネントがとても華やか

各プレイヤーにはダイスが一色渡されてゲームが始まります。このダイスを祭壇に乗せていくわけなのですが、いきなり祭壇に乗せる事はできません。

自分のダイス。個人ボードは棺桶に入れる準備エリア。

では、どうするのかと言うとダイスはまず棺桶に入れられます。棺桶は4つで左から1~4の番号が付いたエリアに1つずつ配置されています。各エリアにはアクションが紐付けられていて、アクションを実行した結果、右へスライドする事があります。右端の4エリアにある棺桶は左端の1エリアに移動です。

棺桶は1~4のエリアをくるくる移動します。

棺桶は通常左端のみオープンになっており、それ以外は蓋が閉まった状態で中身を確認することができません。

各プレイヤーは手番に1~4のエリアに紐付けられたアクションを1つ選び実行します。

<各エリアのアクション>
エリア1:個人ボードに置かれたダイスを3つまで、またはサプライのダイスを1個棺桶に入れる。その後、棺桶を降って『1』の目があれば、棺桶をスライド。
エリア2:サプライのダイスを2つ個人ボードに置く。その後、棺桶を振って蓋を開け、最大の目のダイスの持ち主はサプライからダイスを1つ個人ボードに置く。『1』の目があれば、棺桶をスライド。
エリア3:棺桶を振って蓋を開け、各色でゾロ目のダイスを取り除く。その後、特殊アクションのトークンを獲得。
エリア4:棺桶を振って蓋を開け、最大の目の色のダイスを2つまで祭壇に置く。その後、以下のうち1つを行う。『棺桶のスライド』『棺桶の自分のダイスを1つ祭壇に置く』『特殊ダイスの獲得』。

おおよそ、こんな感じ。棺桶を振ると言うのはまさにシェイクする感じです。ダイスロールをする代わりみたいなものですね。

エリア3は対戦相手がたくさんダイスを放り込んだ棺桶だと覚えていれば、ダイスを減らすチャンス!

棺桶のダイス目を比べる時は目が大きい方が強く、最大の目が同値であれば、次に大きいダイスを比べる。と言った具合に進みます。

さて、エリア4のアクションを行う事でダイスは祭壇に置かれるわけですが、この時に下の段から置いていき、置くと特殊ダイスが貰えたり、個人ボードにダイスを置けたり、特殊アクションのトークンを貰えたりと、様々なボーナスがあります。しかし、そのためには、エリア4のアクションでマジョリティを取る必要があります。

他のプレイヤーのダイスを祭壇に配置?
それじゃあ、ボーナスなんて無くていいですよね?

なお、マジョリティを取ったダイスをアクションを実行したプレイヤーが祭壇に置くので、他のプレイヤーのダイスを祭壇に置く事もあります。悪いことに、祭壇にはボーナスを貰えない場所もちゃんと用意されてます。

通常のアクションの他に、トークンを使用して実行できる特殊アクションもあります。こちらは、棺桶に突然ダイスを放り込んだり、棺桶をスライドさせたり、シェイクのやり直しを強制したりとゲーム毎に出来ることが変わります。このトークンはエリア3のアクションや祭壇のボーナスで貰えます。

特殊アクショントークンはゲーム毎にできる事が変わる。
プレイヤーはトークンを3つまで保有できる。

ボーナスやエリア4で獲得できる特殊ダイスは3と4の目がドクロになっており、これが出ると好きな目として扱うことができます。棺桶の移動には『1』が必要でダイスの比較には『6』が必要になるので、それを宣言する事が多いのですが、たまにエリア3で取り除かれないような数を宣言する事もあります。とても万能なダイスです。

■遊んだ感想

ダイスロールならぬダイスシェイク。華やかなコンポーネントもグッド。

ダイスを使ったゲームなのですが、ロールする事はなく箱の中でシェイクすると言うのが、なかなか他では見られない仕組みです。ガシャガシャガシャと棺桶を振って、蓋を開けて結果を確認するのはちょっとドキドキ感あります。

白プレイヤーが一番上の段に到達したので、白の勝ち!

棺桶の蓋はエリア1のみオープンとなっていて、他では閉まっているので自分のダイスがどこにどれくらい入っているのかをある程度覚えておく必要があり、アクションも自分のダイスが入っている事を想定して選ぶ事が多くなります。

棺桶は4つしかないので、比較的覚える事は難しくはないのですが、たまに予定と全然違っている事があって、思わず笑ってしまいます。 

ルールは難しいポイントは多くないと思いますので、記憶系のゲームが苦手でなければ比較的ボードゲームの経験を問わずに遊べるように思います。ダイスを祭壇に置く時など、意外と理不尽な事もあるので、そこは注意です。


ルールの複雑さ  :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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