ダイ・オブ・ザ・デッド / Die of the Dead
■ゲーム内容
メキシコの死者の日をテーマにしたゲームです。祭壇をダイスで彩っていき、最初に祭壇の一番上に到達したプレイヤーが勝利します。
コンポーネントがとても華やか。
各プレイヤーにはダイスが一色渡されてゲームが始まります。このダイスを祭壇に乗せていくわけなのですが、いきなり祭壇に乗せる事はできません。
では、どうするのかと言うとダイスはまず棺桶に入れられます。棺桶は4つで左から1~4の番号が付いたエリアに1つずつ配置されています。各エリアにはアクションが紐付けられていて、アクションを実行した結果、右へスライドする事があります。右端の4エリアにある棺桶は左端の1エリアに移動です。
棺桶は通常左端のみオープンになっており、それ以外は蓋が閉まった状態で中身を確認することができません。
各プレイヤーは手番に1~4のエリアに紐付けられたアクションを1つ選び実行します。
おおよそ、こんな感じ。棺桶を振ると言うのはまさにシェイクする感じです。ダイスロールをする代わりみたいなものですね。
棺桶のダイス目を比べる時は目が大きい方が強く、最大の目が同値であれば、次に大きいダイスを比べる。と言った具合に進みます。
さて、エリア4のアクションを行う事でダイスは祭壇に置かれるわけですが、この時に下の段から置いていき、置くと特殊ダイスが貰えたり、個人ボードにダイスを置けたり、特殊アクションのトークンを貰えたりと、様々なボーナスがあります。しかし、そのためには、エリア4のアクションでマジョリティを取る必要があります。
なお、マジョリティを取ったダイスをアクションを実行したプレイヤーが祭壇に置くので、他のプレイヤーのダイスを祭壇に置く事もあります。悪いことに、祭壇にはボーナスを貰えない場所もちゃんと用意されてます。
通常のアクションの他に、トークンを使用して実行できる特殊アクションもあります。こちらは、棺桶に突然ダイスを放り込んだり、棺桶をスライドさせたり、シェイクのやり直しを強制したりとゲーム毎に出来ることが変わります。このトークンはエリア3のアクションや祭壇のボーナスで貰えます。
ボーナスやエリア4で獲得できる特殊ダイスは3と4の目がドクロになっており、これが出ると好きな目として扱うことができます。棺桶の移動には『1』が必要でダイスの比較には『6』が必要になるので、それを宣言する事が多いのですが、たまにエリア3で取り除かれないような数を宣言する事もあります。とても万能なダイスです。
■遊んだ感想
ダイスを使ったゲームなのですが、ロールする事はなく箱の中でシェイクすると言うのが、なかなか他では見られない仕組みです。ガシャガシャガシャと棺桶を振って、蓋を開けて結果を確認するのはちょっとドキドキ感あります。
棺桶の蓋はエリア1のみオープンとなっていて、他では閉まっているので自分のダイスがどこにどれくらい入っているのかをある程度覚えておく必要があり、アクションも自分のダイスが入っている事を想定して選ぶ事が多くなります。
棺桶は4つしかないので、比較的覚える事は難しくはないのですが、たまに予定と全然違っている事があって、思わず笑ってしまいます。
ルールは難しいポイントは多くないと思いますので、記憶系のゲームが苦手でなければ比較的ボードゲームの経験を問わずに遊べるように思います。ダイスを祭壇に置く時など、意外と理不尽な事もあるので、そこは注意です。
ルールの複雑さ :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素 :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆