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ギャングオブダイス / Gang of Dice

デザイナー:Reiner Knizia
アートワーク:Odang
出版社:Mandoo Games
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

引退したボスの後を引き継ぐべく、ギャングのファミリーから支持者を集めていくと言うテーマのダイスゲームです。

ゲームはシンプルなチキンレース。バーストの条件に当てはまらないようにギリギリまでダイス目を大きくしていく事を目指します。

ゲーム開始時にプレイヤーには規定数のダイスとコインが渡され、それらを衝立の裏に隠します。

初期の手持ちはこんな感じ。コインは1枚につき、ダイス3つ分の価値がある。

ゲームは12ラウンド。ゲーム終了時にダイスとコインを合わせて最も多く集めたプレイヤーの勝利となります。

毎ラウンド、最初にカードがめくられます。カードはバーストの条件が描かれていて、それを満たしてしまうとこのラウンドに使用したダイスを全て没収されます。

カードには満たしてしまうと即座にバースト扱いになるものと、手番終了時に満たしているとバーストとなるものの2種類があります。

背景が爆発してるものは、即座にバースト扱い。1が出たのでバースト。

カードがめくられたら時計回りに手番を行います。手番では手持ちのダイスを好きな数選んで振ります。ダイスは2回まで振り直しが可能で、一部のダイスだけを振り直してもOKです。

背景が白黒のやつは手番終了時に満たしてるとバースト。振り直しで5さえ何とかなれば勝てる!

ダイスは1~5とひげおじの目があります。ひげおじは虚無。全ての条件と無関係でダイスの値も0となります。

おじの目は複数出ても『同じ目が複数』の条件に合致とはならない。虚無だから。

全員がダイス目を確定させたら勝敗判定をします。ダイス目の合計が最大のプレイヤーがこのラウンドの勝者となり、バーストで没収された物も含めて、このラウンドで使用したダイスを総取りします。ちなみに合計が同じプレイヤーが複数いる場合は使ったダイスの多い方が強い。

手持ちのダイスが足りない場合は他のプレイヤーにコインを支払う事でダイスを分けて貰う事が可能です。1コインにつき貰えるダイスは3つ。

コインを他のプレイヤーに渡して、ダイスを分けて貰う。

最後の3ラウンドは勝者にコインがボーナスでついてきます。ゲーム終了時はダイスの数とコイン1枚をダイス3つとして計算し、最も合計の多いプレイヤーがゲームに勝利します。

バースト条件は連番NG。この2さえなければ…!!!

■遊んだ感想

安牌で切り抜けようなんて弱気な考えで、ファミリーが納得するとでも?

毎回変わるバーストの条件に翻弄されながら、ダイス総取りを目指していくチキンレース的なゲームで、上家が何個ダイスを使ったかを見ながら、「自分、もっとやれます!」を繰り返していくのが盛り上がります。

ダイスなんてなかった。

そもそも、ダイスロールでバーストと言う時点である程度面白さは保証されているようなものですが、長くなればやや単調になりがちです。しかし、即時バーストと結果バーストと言う2種類のバーストがランダムに出てくる事で、12ラウンドでも飽きずに続けることができました。

『3~5が出たらバースト』が出てきて「おや?1か2で何とかしろと?」と気付いた時の絶望感がすごい。


ルールの複雑さ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★★☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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