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トリオ / TRIO

デザイナー:Kaya Miyano
アートワーク:Laura Michaud, Sai Beppu
出版社:Cocktail Games, Mob+Engames
プレイ時間:15分
プレイ人数:3~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

同じ数字のカード3枚の場所を当てていく神経衰弱のようなゲームです。元々のゲーム名は『ナナ』。こちらはフランスのパブリッシャーから発売されたバージョンになります。

『ナナ』はこんな感じ。

カードの構成は1~12が3枚ずつ。それらをプレイヤーに規定枚数配り、さらに残ったカードで場札を作ります。場札は全部裏向きなので、数字は分かりません。また、手札は数字の昇順に並べかえておきます。

場札は伏せて並べておく。所謂、神経衰弱ゾーンなので場所は変えない。

手番はスタートプレイヤーから時計回りに回ります。各プレイヤーは、手番に場札を選んで1枚公開するか、他のプレイヤーの最大もしくは最小のカードを公開するように要求します。「○○さん、一番大きいカードを見せてください!」とか、そんな感じ。

要求されたプレイヤーは該当するカードを公開します。複数枚同じものがあっても、見せるのは1枚でOKです。

1枚目が場に公開されたら、再び同じ手順で場札か相手の手札を1枚公開します。1枚目と2枚目の数字が異なればここで手番はおしまい。公開されたカードを元の状態に戻します。

最小のカードを公開した結果、1枚目と違うので、ここで手番終了。カードは手札に戻す。

公開されたカードの数字が同じだった場合は、同様に3枚目のカードを選択します。ただし、公開された数字のカードの残りが全て自分の手札にあるならば、それを公開してもOK(ただし、それが最小or最大であること)です。

2枚目も同じ『12』だったので、いよいよ3枚目。

3枚カードを公開した結果、全て同じ数字であった場合は、それらを獲得します。1枚でも違っていたら元の場所に全て戻します。

3枚同じ数字が揃ったらカードを獲得。

これを繰り返していき、最初に3枚組を3セット獲得するか、『7』の3枚組を獲得したらゲーム終了。達成したプレイヤーの勝利となります。

3セット作ったので勝ち。

もしくは、上級ルール的な感じで、3セット作るのではなく、足し引きして『7』になる組み合わせ(12と5、1と6など)を獲得したら勝利と言うものもあります。

■遊んだ感想

『見えている』神経衰弱の面白さ。

やっていることは神経衰弱なのに、手札があるだけで、印象がだいぶ違うゲームでした。自分だけが知り得る情報があることで、プレイヤーごとに盤面の見え方がちょっとずつ違っているのが面白いです。

3枚集めないといけないところも、各プレイヤー手札と言う情報を持っているため、『もう1枚』を探す必要が出てきて良い調整だと思います。

また、他のプレイヤーの手札が最小or最大しか公開できないため、真ん中の数字に関する情報は序盤不要になりがちです。しかし、中盤あたりからだんだん必要になってくるため、あやふやな記憶を辿ってカードを見つけにいく所も面白さになっています。

個人的には、神経衰弱にババ抜き的な要素が足されたようなゲームと言った印象です。


ルールの複雑さ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★★☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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