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プラネットアンノウン / Planet Unknown

デザイナー:Ryan Lambert, Adam Rehberg
アートワーク:Yoma
出版社:Adam's Apple Games, LLC, Engames
プレイ時間:60~80分
プレイ人数:1~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

惑星に入植して開拓をしていくパズルゲームです。何と言っても目を引くのは中央に鎮座するタイル置き場。その名も『S.U.S.A.N.』。

※めんどいので、以降は『スーザン』にします。

さて、まずは準備です。プレイヤーには惑星の個人ボードと企業ボードが配布されます。それぞれ表と裏があり、表は全プレイヤー共通で裏面は個人ごとに異なる惑星、企業になっています。惑星はタイルを置いていくボードで企業はタイルを置く事で上がっていくパラメータになっています。

基本の惑星と企業。

さらに、隣のプレイヤーと争う目標と個人目標が配られます。隣のプレイヤーと争う目標は特定の種類のタイルのエリアの大きさだったり数だったり。個人目標はエリアの形だったり。

ゲームは終了条件を満たすまでラウンドが繰り返されます。各ラウンドが始まると、最初にイベントが公開されます。イベントは、何かしらパラメータが上昇したり、逆にパラメータが下がったりと様々な事が起こります。

それが終わると親プレイヤーが欲しいタイルのある場所が自分の前に来るように、スーザンを回転させます。そうです。スーザンは回転するのです。

三角片は自分の手前を示している。その場所に止まった2種類のタイルから1枚を取る。

各プレイヤーは自分の前に提示された2種類のタイルの山からトップのタイル1枚を獲得します。獲得したタイルはすぐに惑星ボードに配置します。この時、既に配置済のタイルに隣接させなければいけません。

タイルが配置されて、徐々にテラフォーミングが進んできている。

配置が済んだら、配置したタイルに描かれたアイコンに応じてパラメータを上昇させます。パラメータは上げる事によって勝利点が入りますが、時々ボーナスとして他のパラメータを上げる事もあります。

さらには、パラメータ毎に特殊な報酬を得ることもあります。例えば、文明パラメータなら特殊な効果や勝利点などを持つカードが貰えますし、バイオマスパラメータなら、1マスだけ埋められる土地タイルを追加で配置できたり、ローバーなら探索車を走らせて、ボードに点在するライフポットや隕石を回収することができます。

水パラメータを上げるにははちょっと特殊な配置をする必要があり、惑星上の氷マスに1マスでも重なっていないとパラメータを上げられません。その分、得点は高めの設定になっています。

これを繰り返していき、タイルを配置できないプレイヤーが出たらゲーム終了です。

もろもろ回収できたし、なかなか良いのでは?

パラメータや各種目標カード、隕石とライフポットなどの勝利点に加えて、縦横で一列全てのマスにタイルが配置されていれば、それも勝利点になります。それらを合計して最も勝利点の高いプレイヤーの勝ちです。

■遊んだ感想

エクストリーム中華テーブル。

何と言ってもスーザンの斬新さに目が行くゲームです。結構スムーズに回転しちゃうので、回したくなっちゃう。

ゲーム自体は比較的緩めなタイル配置と言った印象でした。配置制限がかなり緩いのでパズル感は少なめです。しかし、隣との目標争いをしたり欲しいタイルが目の前を通過していったりと儘ならなさはちゃんとあります。

だいぶ、タイルが少なくなってきました。

パラメータをコンボで上げたりもできるので、たまに手元でコネコネしたりもできるので、コンボ好きな方にも嬉しい感じです。

反面、個人目標がかなり難しい気がしていて、早々に諦めがちな気がしました。このあたりは、全てを狙わずに上手に取捨選択していけるといいのかなと思います。

コンポーネントのギミックも楽しめて、比較的間口が広そうなタイル配置ゲームと言った印象です。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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