メンアットワーク / Men at Work
■ゲーム内容
工事現場を舞台にしたバランスゲームです。昼間のパパはちょっと違う。ゲームはラウンドとかではなく、条件を満たすまで時計回りに手番が回ります。
プレイヤーの手番では、山札からカードを1枚公開し、その指示に従って何かしらの物を追加していきます。
カードの両面は別の意味を持っており、カードの裏面には、ミープルか鉄骨のどちらを置くのか、ミープルであれば何色の鉄骨の上に乗せるのか、鉄骨であれば、何色の鉄骨を使うのかが書かれています。
表面には追加の条件が書かれています。条件はミープルを配置する時に追加で置かなければいけない小物だったり、置き方だったりが書かれています。
つまり、山札のトップのカードと引いたカードを組み合わせて1つの条件とするわけです。
何をどうするが決まったらプレイヤーは、その指示通りになるように片手で準備をします。追加で置く物として用意されている小物は、レンガと木材です。どちらも指示の内容により、先にミープルに乗せた状態で鉄骨に置くのか、先に鉄骨に置いてから小物を置くのかが決められています。
無事に置けたら成功で、次のプレイヤーに手番が移ります。
では、失敗したらどうなるのか。
このゲームでは土台と呼ばれるグレーのパーツ以外の物がテーブルに触れたら失敗となります。ミープルの担いでいるものも落ちてテーブルに触れていたらアウトです。
失敗したプレイヤーはゲーム開始時に配られた安全許可証的なものを1つ失います。この許可証が無くなってしまったら脱落です。
そして、地面に落ちたものを片付けるのは次の手番プレイヤーの役割になります。カードを捲る前に、まずは片付けを行い、地面に触れているものがないようにします。もちろん、片付けの最中に他の物がテーブルに触れたらアウト。
ゲームを進めていくと、特定の助手タイミングで現場監督が現れます。こうなると、ゲームは次の段階に移ります。それ以降は、手番に一番高い位置に物を置く事によって、現場監督によって表彰されるようになります。この表彰を規定回数受けることで勝利となります。
それ以外でも、他のプレイヤーが全員安全許可証が無くなって脱落してもゲームが終わります。
■遊んだ感想
バランスゲームとしては良くあるタイプな気がしますが、コンポーネントがしっかりしているので、遊んでいて満足感があります。肩にレンガや材木を乗せると言うのも、デザイナーの遊び心が感じられます。
初期配置の方法が初級から上級までありますが、個人的には難しくした方が立体的にゲームが展開していくのでオススメです。
初期セットアップ以外でも、クレーンが入っていたり、箱を土台にしても良かったりするため、色々と立体的な展開が可能なバリアントが含まれています。
ルールの複雑さ :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★☆☆☆☆☆☆☆
運の要素 :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆