シックス・オブ・エイト / The Six of VIII
■ゲーム内容
イングランド王ヘンリー8世と6人の妃をテーマにしたチーム戦のトリックテイキングゲームです。ちなみに、ヘンリー8世は結婚してはそれを無効にしたり処刑したりして、6人の女性を妃として迎えた王様だそうです。
最初にペアを組んで、各チームが交互に手番が来るように座ります。さらに、テーブルの真ん中にカードを並べて、タイムラインを作ります。
ゲームは人数分ラウンドを行います。ショートゲームとして、1ラウンド勝負でもOK。
各ラウンド、プレイヤーにカードを配ったら規定枚数のカードをチームメイトと交換します。カードの内訳は6スートでランクは1~12になりますが、スートによっては小さい数字のカードがなかったりします。
それが終わったらトリックの開始です。各ラウンド、タイムラインに従って、15トリック行います。トリックテイキングのルールはマストフォローで切り札ありと言うシンプルなもの。
ただ、切り札となるスートに仕掛けがあり、タイムライン上で指定された色のスートが切り札となります。最初の4トリックは黒が切り札、その次の3トリックは赤、その次はオレンジみたいな感じ。
これを繰り返していき、15トリック終わったらラウンド終了です。各チーム、獲得したトリック数が得点になります。さらに、獲得したカードに描かれたひし形マークの数が追加の得点として加算されます。
これを規定ラウンドだけ繰り返したら、ゲーム終了です。最も合計得点の高いチームの勝ち。
ちなみに、特殊カードが2種類入っていて、上級ルール的な感じで混ぜる事ができます。特殊カードの1つは絶対勝つキングカード。もう1つは黒スートの0だけど、赤リードの時に出すと13になる(黒と赤が逆転したものもある)スパイの2種類です。
■遊んだ感想
スートが6人の王妃になぞらえられていて、切り札となる期間もその在位に合わせた順番と長さになっているそうで、テーマを綺麗にトリックテイキングに当てはめた所が上手いことやったなと言う印象を受けました。
ゲームの途中でスートの強さが変わったりするのは、そんなに珍しいとは思いませんが、事前にタイムラインと言う形式で決められているのは、なかなか珍しいように思います。
チーム戦、かつ事前にカードを交換する事になるので、何を交換すると良いのかの判断はなかなか難しい印象です。
得点札を持ってるスートの強めのカードを渡したり、切り札の期間内で使いきれないスートを渡したりとかタイムラインと合わせて色々考えられそうなので、その辺を試行錯誤していくのが、1つの面白いポイントなのかなと思いました。
ルールの複雑さ :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★★★☆☆☆
運の要素 :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆