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ギャングポーカー / The Gang

デザイナー:John Cooper, Kory Heath
アートワーク:Fiore GmbH
出版社:KOSMOS
プレイ時間:20分
プレイ人数:3~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

銀行強盗がテーマの協力ゲームです。コミュニケーションを制限された状態で行うタイプの軽めのカードゲーム。おそらくは『ザ・クルー』の系譜ではなかろうかと思います。

コミュニケーションが制限されている中で、何をやるかと言うとポーカーの一種『テキサスホールデム』です。全てのカードが配られ、ハンドをオープンした結果、プレイヤーの役の強さの順番が当たっていればOK

各ラウンドでは、秘密情報として最初にカードが2枚配られます。カードはジョーカーを除いたトランプと同じ構成で4スート2~10、J、Q、K、A。配られたカードは自分だけ確認します。

各プレイヤー、カードを確認したら星が1~プレイヤー人数分書かれたポーカーチップを並べて、自分の手役が何番目の強さだと思うかをチップを獲得することで意思表示します。星が多いほど強い役。

自分のカードから何番目に強い役が作れるか、チップの取り合いで意思表示。

チップは中央から取るか、手元のチップを中央に戻すか、他のプレイヤーの手元からチップを奪うか。特に手番はなく、各プレイヤーが納得するまで好きなように行います。やり取りが落ち着いて、各プレイヤー1枚ずつチップを獲得したら、次のステップに進みます。

次はフロップ。中央に場札を3枚公開します。それを確認したら、最初と同じようにチップを並べて、チップの取り合いをします。

3枚の場札と手札から改めて自分が何番目の強さかを意思表示する。

さらにターン。中央に追加で1枚公開します。手札の2枚と場札4枚を確認したら、やはりチップを並べて取り合い。ちなみにここまではあくまで意思表示なので、どのチップを取っても勝敗に影響はしません。

手札と場札6枚が見えた状態で、またチップの取り合い。

最後にリバー。中央に最後の1枚を公開します。ここで最後のチップの取り合いです。手札2枚と場札5枚の合計7枚の中から5枚を選んでポーカーの役を作ります。複数の役が作れる場合は、その中で最強の役

ここで取ったチップでの順位が実際の順位と合っていれば、このラウンドはプレイヤーの勝利。

全員チップを取ったら、最も弱い宣言をしたプレイヤーから手札を公開して、作った役を宣言します。全てのプレイヤーの役と強さの順番が正しければ、プレイヤーのラウンド勝利。間違っていれば、ラウンド敗北です。

手札を公開して役を宣言。役の強さがチップの順位と同じであれば、このラウンドはプレイヤーの勝ち。

ラウンドに勝利した場合、次のラウンドではチャレンジカードが公開され、負けた場合はお助けカードが公開されます。チャレンジカードは追加のルールで、ゲームの難易度が上がります。

ラウンドに勝ったので、次のラウンドはチャレンジカードによる制約が追加される。

逆にお助けカードは、『手札が配られたら絵札の枚数を宣言する。』など、ゲームの難易度を下げる要素になります。

負けるとお助けカードが公開されて難易度が下がる。こちらは誰かの手札を1枚Jにするジャックさん。

最終的に3ラウンド勝利すれば、プレイヤーの勝ち。逆に3ラウンド負ければ、プレイヤーの敗北となります。

■遊んだ感想

まずはテキサスホールデムを遊んでおいた方が良さそう。

コミュニケーションをチップのやり取りに限定した協力ゲームで、雰囲気的にはザ・クルーと言うよりは、ザ・マインドの方に近いイメージがあります。チップを取っては「いやいや、まあまあ。」みたいな感じでチップを取り合う感じ。

獅子舞。ちょっとそれ、よこしなさいよ。

ただ、それはテキサスホールデムの経験値によるもののような気がしていて、テキサスホールデムの定石や考え方に知見のある方ならザ・クルーのように、「ここで、あのチップを取ったと言うことは…?」みたいな推測ができるのかもしれません。

今回遊んだメンバーと話していたのは、テキサスホールデムを遊んでいないと手なり感が強くなってしまう可能性があるから、まずはテキサスホールデムを遊んでから、これを遊ぶと良いね。でした。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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