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タペストリー -文明の錦の御旗- / Tapestry

デザイナー:Jamey Stegmaier
アートワーク:Andrew Bosley, Rom Brown
出版社:Stonemaier Games, Arclight
プレイ時間:90~120分
プレイ人数:1~5人

参照:BoardGame Geek

■ゲーム内容

文明の指導者として、自国の文明を発展させていくゲームです。文明発展ゲームと言うと、個人的にはスルー・ジ・エイジズなどのように、とても重たいゲームが多いと言うイメージがありますが、このゲームは非常にシンプルな印象です。

基本的には手番に資源を支払って軍事・技術・科学・探求と言う4分野のどれかのレベルを上げる、もしくは収入を得て時代を進めるのどちらかを行います。そして、各分野のレベルを上げた場合は、様々なボーナスが発生するので、それを解決していきます。基本的にはこれだけです。

メインボードの外周に各分野が書かれています。資源を払うと、コマが一歩先に進んでいきます。

さて、これだけだと粛々とレベルを上げるだけのゲームになってしまいますが、どの分野を優先的に上げた方がいいのかを考える指針として各プレイヤーには文明カードが与えられます。文明カードには特殊な収入や開始時ボーナス、特殊な追加アクションなどが書かれており、それを鑑みながらどの分野を上げたら有利に進められるのかを検討していく感じです。

また、収入を選択するとタペストリーカードと呼ばれる次のラウンドで有効な特殊効果を持つカードをプレイすることが可能です。タペストリーカードは強力なので、自分の進めている方向性と合致したものを持っているとかなり有利に働きます。「科学分野を上げるたびに2点貰えるタペストリーカードがあるから、ここは資源を温存して次のラウンドで一気に科学を上げていこう!」とかそんな感じです。

個人ボード。中央に並べられたカードがタペストリーカード。両隣よりも早く時代を進める(収入を得る)と資源が追加で貰える。

また、それ以外にも技術分野のレベルを上げると貰える技術カードと呼ばれる物があり、これも収入の時に勝利点や資源などをもたらします。

文明、タペストリー、技術を上手く組み合わせて自分が考えているロードマップを如何に進めていくのかを考えるのががとても面白いゲームです。

世界遺産などが建てられていくと首都はとても賑やかになる。

また、各プレイヤーには首都と呼ばれるボードが与えられており、文明が発達することで首都に様々な施設を作る事ができます。首都は施設で埋めることで勝利点やボーナスが貰えます。文明のレベルが上がったり、技術カードなどの効果で施設を建てる事ができますが、早取りの世界遺産は一気にマスを埋めれるので、これを如何にして獲得していくのかも面白いポイントだと思います。

■遊んだ感想

超シンプルな文明発展ゲーム。様々なシナジーを見つけられるかが楽しい。

資源を払ってレベルを上げて、ボーナスを受け取る、と言うシンプルなアクションをするだけなのですが、如何に効率よく文明を発展できるのかを考えていくのが非常に面白いゲームです。

また、タペストリーカードや技術などを組み合わせる事で様々なシナジーが発生するため、どのような組み合わせが良いのかを考えるのもこのゲームの醍醐味ではないかと思います。

各種カード類のめぐりによって毎回ゲーム展開も変わってくるので、リプレイ性もあるのではないかと思います。重ゲーの入門としても良さそうです。


ルールの複雑さ  :★★★★★★☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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