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ボグ / BOG

デザイナー:Chris Handy
アートワーク:Magdalena Markowska
出版社:Perplext
プレイ時間:15~25分
プレイ人数:2人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

カエルがぴょんぴょんするゲームです。相手のカエルの上に乗ったり、ゴールに到着したり、カエルを特定の形にしたりして得点を稼いでいくゲームになります。もしくは相手を追い詰める。

ゲームは3×3のエリアを使います。準備の段階ではエリアの真ん中の列にハエカードが置かれた状態。カエルカードの山札を作って先手は2枚、後手は3枚カードを引きます。さらに残った山札から3枚公開してサプライとします。

カエルは葉っぱの上を移動する。葉っぱは3×3で配置される。

ゲームが始まったら、交互に手番を行います。手番に出来ることは、『カエルのプレイ』『カエルの移動』『得点化』の3種類になります。もしも、手番に出来ることがない場合は、即座にそのプレイヤーは敗北です。

カエルのプレイ』では手札からカエルカードをプレイします。プレイされたカードは3×3のエリアの手前に配置されます。手前に置けるカードは2枚まで

手札から手元にプレイされたカエル。カエルの上には移動するルートが書いてある。

続いて『カエルの移動』。3×3のエリアの中にいるか、その手前にいる自分のカエルの中から1匹を選んで、1歩進めます。手札から直接移動アクションを行うのは不可です。各カエルは移動するルートが決められており、移動する際は決められた次の場所へ1歩だけ進みます

カエルは上部に書いてあるようにしか移動できない。

移動先にハエカードがあった場合は、ハエカードを空いてる場所に移動させて、カエルカードをサプライから1枚手札に加えます。手札を補充する方法はこれしかありません。

ハエの上に乗ったので、サプライからカエルカードを1ドロー。ハエカードは空いてる場所に移動する。

移動先に対戦相手のカエルがいた場合は踏まれたカエルカードをどかして獲得します。獲得したカエルは裏にして1点とします。

相手のカエルの上に乗れたら、下のカードを1点として獲得する。

得点化アクションには2種類があります。1つは決められたルートの最後まで到達したカエルの得点化。これを行うのであれば、ルートの最後のマスにいる自分のカエルを1匹選んで、それを裏返すことで2点にします。

ルートの最後のマスに到着したので、1手番使って得点化することが可能。

もう1つは手札のカエルカードを1枚捨てて、捨てたカエルカードの下部に描かれたチェックマークの位置にカエルが入れば得点が入ると言うもの。カードのチェックマークの数は3箇所なので、1~3点が入ることになります。

カード下部のチェックの位置にカエルが入れば、チェック1つにつき1点。このカードをプレイすれば、3点取れる。

山札が枯れたらゲーム終了で、得点の高いプレイヤーが勝利します。

■遊んだ感想

プログラミングされたカエル達をタイミング良く動かしていくアブストラクトゲーム。

カエルカードを移動して葉っぱカードに重ねると、ちゃんと葉っぱの上に乗ってるように見えるのが遊び心を感じます。

ゲーム自体はアブストラクトの要素が強いわけですが、カードの動きが全て指定されていて、進めるか止めておくかの選択しかないところが面白く感じます。

さらに、将棋のようなカードの取り合いだけでなく、手札からのパターンマッチングによる得点もあるため、数で勝負しようとすると逆に得点を取られる事があるのが悩ましいポイントです。しかも、3点は結構デカい。

獲得したカードは裏向きにして、1~3点を向きで示す。

箱が板ガムくらいとかなり小さく説明書の取り回しはあまり良くありませんが、この小さい箱によく要素をギュッと詰め込んだなと感じました。

ボードゲーマーならお馴染みのアミーゴ小箱と比較するとこんなに小さい。

ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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