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ブルーム / Bloom

デザイナー:Wolfgang Kramer
アートワーク:Melanie Friedli
出版社:Game Factory
プレイ時間:30~60分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

ラン(連番)しかプレイできないラミー系のゴーアウトゲームです。

1~100が書かれた木製の牌が1枚ずつ。それとオールマイティーとして使える太陽が何枚か。そして、各牌には得点に絡む花アイコンが付いています。牌の数字には色が付いていますが、花アイコンの数が分かりやすいようになっているだけ。

コンプレットみたいな木製タイルが1~100。さらにオールマイティーの太陽が数枚。

ゲームは2ラウンド。各ラウンドの目的は手牌を全て出しきる事になります。

各ラウンド、最初にメインボード上に規定の数のタイルが公開されます。この時に太陽を引いたら別の太陽置き場に置いて、追加でタイルを引きます。そして、プレイヤーは規定枚数の手牌を受け取ります。残りの牌は山にしておきます。

各ラウンド、メインボードにタイルを公開する。上の数字は早取りの得点タイル。

手番は時計回りに行います。手番に出来ることは『手牌のプレイ』『牌を引く』『手牌を連番に追加』の3種類。その中から1つを選んで行います。

手牌のプレイ』は手牌から3枚以上の連番をプレイします。連番と書きましたが、1つまでなら数字を飛ばしても構いません。例えば15、16、18、20みたいな連番ならOK。

花の合計が7だけど7点のタイルが取られたので6点を獲得。3枚ピッタリなのでメインボードから太陽牌も獲得。

プレイしたら、牌に描かれた花の数を合計して、合計値に等しい得点タイルを獲得します。もし、メインボードに得点タイルが無ければ、それより低い数字の得点タイルを獲得します。

さらに、プレイした牌の数がピッタリ3枚であれば、メインボードの太陽牌を獲得することができます。

66が抜けても3枚以上の連番が崩れないので、66を再利用して5点追加を狙っていきたい。

もし、場にプレイされた牌と手牌を組み合わせて、新たな連番が作れるのであれば、1つの連番を選んで2枚まで連番から牌を獲得し、手牌を組み合わせてプレイしてもOKです。ただし、全ての連番が『3枚以上の1つ飛ばしまでの連番』と言うルールを満たしていないといけません。

場の連番から64を取ってきて手牌に追加してプレイ。1点上がって14点。

牌を引く』は、メインボードに公開されている牌もしくは山から2枚まで手牌に加えることができます。1枚を公開されているものからにして、もう1枚を山からでもOK。

手牌を連番に追加』は手牌から1枚を場にある何れかの連番に追加します。これを行う事で得点は獲得できませんが、単純に手牌を減らすことができます。

手牌からいらない牌を1枚だけ場の連番に追加。得点は得られないが、和了りには近づく。

ちなみに連番のルールを守れれば、追加する位置はどこでもOK。両端じゃなくて真ん中らへんに追加しても問題ありません。

太陽は38の代わりなので、手牌に38があれば手番開始時に入れ替えをしてもOK。

太陽牌オールマイティーとして使えます。好きな数字になるので、66、太陽(68)、70みたいな使い方が可能です。何枚使ってもOK。その代わりに、花が付いていないので、牌の素点は0点です。

場にプレイされた太陽を手牌で書き換える事ができる場合は、手番開始時にフリーアクションとして、手牌と太陽を入れ換える事ができます。入れ換えなので太陽が手牌となります。

得点タイルの合計31点から花の数3つを引いた28点が、このラウンドの得点。

いずれかのプレイヤーが手牌を出し切るか全員がパス(3つのアクションをどれも実行できない)をしたらラウンド終了となり、得点計算を行います。得点計算は得点タイルの合計から手牌の花の数をマイナスした値になります。

■遊んだ感想

制限を設ける事で遊びやすくなったトラディショナルなラミー。

コンポーネントが木製の分厚いタイルになっていて、触っていてとても楽しいゲームです。麻雀牌を触っている時の楽しさを想像して頂けると何となく分かるかなと思います。

貯めこんでおいて一気に吐き出したいけど、得点タイルは中間の数字から無くなっていくので早めに出したくもある。

プレイが連番のみになっているため比較的場が見やすくなっており、遊びやすくなっている印象です。プレイする時は場札の一部を使って良かったり、メインボードに補充できる牌が見えているため、補充を取るかプレイするかが悩ましかったり、プレイする時もゾロ目のような高得点牌を再利用されないように考えたりと、色々とジレンマを感じるところがあります。

ゲームが進むと場にたくさんの連番が出てくる。

伝統ゲームのようなプレイ感のあるゲームで、2ラウンドで終わるのがちょっと惜しく感じてしまいます。ラミー系初プレイでも充分楽しめるゲームだと思いますし、何度も遊びたくなる魅力のあるゲームです。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★★☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★★☆☆

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