ヴェイルオブエタニティ / The Vale of Eternity
■ゲーム内容
様々なモンスターを手懐けて召喚していくゲームです。
ゲームの終了は何れかのプレイヤーが60点に到達する、もしくは10ラウンド終わるかどちらか。各ラウンドは『狩猟』フェーズ、『アクション』フェーズ『解決』フェーズの3つのフェーズに別れています。
まずは、『狩猟』フェーズ。このフェーズでは山札からプレイ人数の2倍の枚数だけ、モンスターカードが公開されます。各モンスターは属性を持っており、該当する属性の位置に並べられます。
並べ終わったら、スタートプレイヤーから時計回りに好きなモンスターにマーカーを置いてキープします。最後手番のプレイヤーまでマーカーを置いたら、今度は最後手番プレイヤーから逆順でもう1つマーカーを置いていきます。所謂、『カタンの置く順番』です。
次に『アクション』フェーズ。このフェーズでは、スタートプレイヤーから時計回りにアクションを実行します。できることを全て行ったら、次のプレイヤーに手番が回ります。
アクションフェーズでは『売却』『手懐け』『召喚』『破棄』を好きなだけ行うことができます。
『売却』はマーカーを置いたモンスターを捨てて、その属性に応じた魔石を獲得します。魔石は『1』『3』『6』と価値の異なる3種類が存在しており、プレイヤーは合計で4つまでしか持つことができません。
『手懐け』アクションではマーカーを置いたモンスターを手札に加えます。特に手札上限はありません。モンスターによっては、手札の枚数を参照する効果を持つ物もいます。
『召喚』アクションでは手札からコストを支払ってモンスターをプレイします。コストは魔石で支払いますが、お釣りはでません。
モンスターにはそれぞれ効果があります。効果の種類は、召喚時に即座に発動する即時効果、場にいる限り効果が持続する永続効果、解決フェーズで発動する解決時効果の3種類です。効果は得点を獲得したり、バフをかけたり色々です。相手の召喚したカードを破壊するやつもいます。
『破棄』は場に並んだモンスターを1枚捨てること。コストとして、現在のラウンド数と同じ値だけ魔石を支払います。なぜ、破棄をする必要があるかと言うと、このゲームでは召喚できるモンスターの数に上限があり、ラウンド数と同じ数までしか召喚できません。最大は10体。
よって、即時効果のモンスターなどのようにそのまま居座ると邪魔になる場合は破棄をする必要がでてきたりします。
全員アクションが終わったら、最後に『解決』フェーズ。プレイされたモンスターの解決時能力を好きな順番で解決していきます。ここでのコンボが物を言います。
以上でラウンドが終了。これを繰り返していきます。最終的に終了条件を満たしたら、そのラウンドでゲーム終了。最も得点の高いプレイヤーの勝利となります。
■遊んだ感想
モンスターを召喚しながらカードシナジーを最大限発揮させる事を目指すゲームと言った印象です。プレイして近いように感じたのは『十二季節の魔法使い』。ただ、色々と遊びやすくなっているように思いました。例えば、モンスターはオープンドラフトだったり、コストは1種類しかなかったりと言った具合です。
一方で、カードシナジーを重視するゲームの性として、初見ではなかなかコンボを作れず経験値の差が大きく出るゲームであると思います。
初プレイでも楽しめますが、やはり繰り返し遊ぶ事で真価を発揮するゲームだと思います。コンポーネントも結構いい感じです。
ルールの複雑さ :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素 :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆
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