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酔いどれ猫のブルース / Katzenjammer Blues

デザイナー:Reiner Knizia
アートワーク:Franz Vohwinkel
出版社:Rio Grande GamesNew Games Order, LLC
プレイ時間:30分
プレイ人数:2~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

手札を使って競りをしながら、手札を揃えて得点を獲得していくカードゲームです。ゲームは用意された得点カードがなくなるか、山札が無くなるまで続きます。

2枚目の『3』がめくられたので、ここでストップ。

毎ラウンド、ディーラーとなったプレイヤーは山札からカードを公開していきます。カードは同じ数字が被るか、ジョーカーが公開されたら終了です。ジョーカーが公開された場合は、全てのプレイヤーは山札からカードを1枚手札に加えます。

公開されたカードは競りにかけられます。競りは時計回りに順番に競り上げていく事になるのですが、競る内容は手札から支払うカードとなります。

コールする内容は2種類あり、全て異なる数字のカードを支払うか、同じ数字のカードを支払うか、どちらかになります。基本的には枚数が多い方が強く、枚数が同じなら同じ数字のセットが強くなります。同じ数字のセット同士なら、数字が大きい方がより強いセットです。例えば…

「バラで2枚。」
「じゃあ、1を2枚。」
「3を2枚!」

こんな感じ。全て異なる数字の場合は、枚数を宣言して、同じ数字の場合は枚数と数字を宣言します。なお、競りの途中では宣言さえすれば、手札を公開しなくても良いです。

1、2、3、5で「バラ4枚」まで宣言できるけど、手札を残しておかないとこの後の競りや得点化で困る…

競りは1人に決まるまでくるくると回り続けます。一度、降りてしまったらその競りには参加できません。

落札者が決まったら、そのプレイヤーはコールしたカードを捨てます。この時、ジョーカーを使っても構いませんが、ジョーカーは手元に並べておきます。そして、場札を手札に加えます。

その後で、落札者だけが手札の得点化を行うことができます。得点化するには同じ数字のカードを4枚プレイする必要があり、プレイする事によってその数字分だけ得点カードを獲得します。この時、やはりジョーカーを混ぜても構いませんが、ジョーカーは手元に残ります。それ以外は捨て札です。

ジョーカーはオールマイティで便利だけど、使った枚数が一番多いとペナルティ。

得点カードが全て無くなるとゲーム終了となります。最後に手元にあるジョーカーと手札のジョーカーを合わせて、最大だったプレイヤーはペナルティとして-5点となります。

ちなみに、ジョーカーは得点化する時に4枚ジョーカーを揃える事で捨て札にすることができます。

■遊んだ感想

得点化のタイミングが肝心なハンドマネジメント。ジョーカーに頼りたくて捨てる暇がない。

競りでありながら、それ以上にハンドマネジメントと得点化のタイミングが重要なゲームだと思いました。

カードの補充タイミングが競り落とした時とジョーカーがめくられた時しかないため、手札か揃ったからと言って早々に得点にしてしまうと、その後しばらく何もできなくなる事なります。ですので、手札を整え、ある程度溜め込みながら、どこで勝負を仕掛けるのかを考えていかないといけません。

ただ、得点カードの枚数が4人戦で20点と言った具合に決して多くないため、誰かが得点化に乗り出すと一気に得点カードが無くなる可能性があるところが小憎らしいポイントです。

なお、ジョーカーは4枚揃えて返せる気がしない。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★☆☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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