コスモクトパス / Cosmoctopus
■ゲーム内容
宇宙タコ教の信者として、偉大なる宇宙タコの召喚を目指すゲームです。シュメール神話とかクトゥルフ神話とかに出てきそうな話ですが、それは置いといて。
ゲームの目的はタコの足を8本集めること。集めたプレイヤーが出た瞬間、ゲームが終了します。
ゲームの準備として、アクションタイルが3×3で並べられ、特定のタイルの上にタコが乗ります。
ちなみに、タイルの並べ方はマニュアルに色々記載されており、色んな形にアレンジできます。例えば、八の字とかバツの形。なんなら、ワープなんかもコンポーネントで付いてるので、そんなんも使ってOK。
そして、プレイヤーは手札を受け取ってゲーム開始です。ゲームはタコを召喚するまで時計回りに手番が回ります。手番には以下の手順で行動します。
まずはタコの移動。プレイヤーはタコを隣接するタイルに移動させます。斜めには動かせません。もしも、それ以上に動かしたければその分資源を支払う必要があります。そして、移動先のアクションを実行します。
アクションは基本的に特定の資源を3つ貰うか、特定の資源を1つ得て、ディスプレイのカードを獲得するのどちらかです。これが資源ごとにあるため、4種類×2で8枚。そして、最後に4種類ある特殊タイルを追加して9枚とします。特殊タイルは1色指定してディスプレイから全てのその色のタイルを獲得とかそんな感じ。
それが終わったらカードのプレイです。これはやってもいいし、やらなくてもいい。カードは4種類あり、それぞれに効果が異なります。カードは種類ごとに色が割り当てられていて、マストで必要になる資源の色と対応しています。大体のカードはこのマストになる資源と任意の資源を支払う形になります。物によっては2色指定されているものもある。
また、カードのプレイには資源の代わりにその色の手札を捨てても構いません。
まずは黒カードの聖典。必要なのは黒の資源(たぶん、インク)。効果は描かれた資源を永続的に算出する効果。『宝石の煌めき』をご存じの方ならお馴染みのやつです。ちなみに4色の資源はその色の支払いにしか当てられず、任意の資源の支払いは専用のひし形算出があります。カードによってはディスプレイから黄色と黒のカードを除外して、その枚数分タコの移動+アクションを実行できる効果も付いてます。
続いて黄カードの遺物。必要な資源は黄色。こちらは主にパッシブスキルや永続能力。主に何かを獲得した時に追加で資源が貰えたりします。黄カードの中にはプレイ時に山札のトップを手札に加える効果があるものがあります。
赤色は幻覚。必要な資源は赤の囁き。こちらはプレイ時に強力な効果が1回だけ発生するカード。テラフォで言う所のイベントです。大量の資源が降ってきたり、カードが貰えたり、タコ足が貰えたりします。カードによっては追加でカードをプレイする事ができる効果を持ってるものがあります。強い分コストは高めになっています。
最後に青緑の星座。必要な資源は青緑の星。星座は目標カードとなっており、資源獲得時に、カードの上に資源を置く事が選べるようになります。資源を置く時は左上からスタートして矢印の順番にしか置けません。全て置ききるとタコ足と何かが貰えます。
カードのプレイが終わったら、各資源8個ずつ手札を8枚にします。最後に次の手番プレイヤーの正面にタコ向けておしまい。
他にタコの足を得る方法として、同じ資源を13個支払う事で貰える禁断の知識があります。こちらは各色早取りで足が2本も貰えます。
■遊んだ感想
煌めきのように資源を沸かせるだけでなく、遺物によるコンボや赤の幻覚により大量に資源を獲得したりと比較的資源を確保する方法はあるため、宝石の煌めきのような拡大再生産かと思いきや、そこまで煌めきらしさは感じませんでした。
資源を集め、黄色と黒カードで脇を固めつつ、赤または青緑で足を取りに行く展開になっていくわけですが、青緑はどうしても資源を順番に得ていく必要があるため、赤カードの即時効果に対抗するためには、ある程度横並びに配置して並列で条件をクリアしていかないと厳しいように感じます。
また、黄カードの中には自動的に特定の資源を青緑カードに置いてくれるものがあるため、そういった物を利用していけると強いのではないかと思います。
カードのめぐり運によってはなかなかタコ足にたどり着かない事もあるため、少しプレイ時間は長くなりがちで、おおよそ2時間くらいは見ておいた方が良いかなと思います。
ルールの複雑さ :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素 :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆