クリーチャーコンフォート / Creature Comforts
■ゲーム内容
冬ごもりを快適に過ごすために、春から秋にかけて様々な準備をしていく動物たちのゲームです。システムはワーカープレイスメントとダイスロールの組み合わせ。
ゲームは規定のラウンド数を行います。各ラウンドでは最初に2つある個人ダイスを振ります。その後、各プレイヤーはワーカーを各アクションスペースに配置していきます。この時、特に手番順は関係なく好きなスペースに配置ができます。他のプレイヤーのワーカーがいても特に問題ありません。
全員、ワーカーの場所が確定したら、そのラウンドのスタートプレイヤーは共有ダイスを振ります。そして、プレイヤーは順番に個人ダイスと共有ダイスを配置済みのワーカーに割り当てていきます。
そうです。各アクションを発動するには、ワーカーだけでなくダイスも必要になるのです。もしも、必要なダイスを割り当てることができなければ、手番の終わりに教訓トークンと言うダイス目を+1もしくは-1できるトークンを獲得します。教訓トークンは次のラウンドから利用可能となります。
アクションは資源の獲得がボードの上部にあります。ラウンド毎に獲得できるものやダイスの条件が変わります。ダイスの条件には同じ目のダイスを2つ配置だったり、特定の目より大きい小さいなど様々です。
真ん中辺りは変換系。特に宿屋には毎ラウンド異なる旅人がやってきて、旅人によってできることが変わります。
下部は資源を使って作るもの。作るものは2種類あり、永続効果やワーカー不要でダイスを置くだけでアクションができるようになるコテージと手札として獲得して、資源を払って作る品物があります。
コテージはダイス目の大きさによって獲得できる範囲が変わり、即座に資源を支払う必要があります。品物は手札として獲得しておいて、手番中に資源を払ってプレイします。品物同士はシナジーのあるものが多く、相乗効果で得点が伸びていきます。
■遊んだ感想
ワーカーの配置が自由な代わりに、ダイスを与えないとアクション自体が活性化しないと言う所が新しいゲームです。個人ダイスが2つしかないので、それを元に何ができそうなのかを考えていくのが面白く、実際に共通ダイスが振られた結果上手くいったりいかなかったりで盛り上がります。
ちょっとゲームは全然違いますが、限定された情報からその先を予想していく所がテキサスホールデムの手札を配られた直後のような感覚に似ている気がしました。
弱点としては、共通ダイスを1人ずつ使っていくため、手番が来るまでどのダイスをどこのアクションで使うかの想像がし難く、どうしても手番が来てからダイスをコネコネし始めることになるのでダウンタイムがかかる所が挙げられます。
ルールの複雑さ :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素 :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆