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ポストオフィス / Post Office

デザイナー:Evgeny Petrov
アートワーク:Natalya Kondratyuk
出版社:Hobby World
プレイ時間:30~45分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

郵便局を舞台に様々な荷物を棚に詰め込んでテープでまとめていくと言うテーマのゲームです。システム的には二重のタイル配置によるパズルゲームと言った感じ。

ゲームのざっくりとした流れはタイルのドラフトを行って、個人ボードにタイルを配置。その後タイル上で特定の形が作れたら、それを覆うように手持ちのタイルを配置すると言った感じ。

最初にプレイヤーは個人ボードと4種類のテープタイルを受けとります。テープタイルはテトロミノになっていて正方形のやつだけありません。

テープタイルはこんな感じ。小さい正方形4つ分の所謂テトロミノ的なやつ。

個人ボードには左上のスタート位置にアシスタントコマを置いて、4箇所に初期のパッケージタイルを配置して、切手タイルを3枚貰います。これで準備完了。

セットアップ直後はこんな感じ。

ゲームは個人ボードの全てのマスが埋まったら終了になります。毎ラウンド、タイルを2枚ずつ配置していき、最後に1枚置くので11ラウンドで終了。

ラウンドが始まったら、最初にパッケージタイルを2枚引きます。パッケージタイルは最初に裏むきでテーブルの真ん中辺りにばらまかれているので、そこから取る感じ。

パッケージタイルは2枚引いて、1枚は手元に。もう1枚は左隣に。

引いたパッケージタイルは1枚を手元に、1枚を左隣のプレイヤーに渡します。全員タイルを選んだら、手元には自分で選んだ1枚と横から流れてきた1枚の2枚があるはずです。

なお、パッケージタイルは4つのマスに分かれていて、各マスはテープタイルと同じ4色のいずれかで塗られています。あと、アイコンが描いてあったりもします。

パッケージタイルは4色のどれかに塗り分けられている。

続いてタイルの配置です。手元の2枚を個人ボードのマスに配置します。配置する時は、最初にアシスタントを時計回りに1マス進め、アシスタントのいる行もしくは列のどこかにパッケージタイルを配置します。もし、アシスタントをさらに進めたい場合は、その分の切手トークンを支払う必要があります。

最初にアシスタントコマを移動させて、コマのいる列のどこかにタイルを置く。

アシスタントが角に到着したら、チャンスタイム。この場合は個人ボードの好きな空きマスにタイルを置くことができます。

切手を支払えば追加移動。角にコマが来ると好きなマスにタイルが置ける。

タイルを置いた後で、タイルの上にテープタイルを置くことができます。置くためには、同じ色でテープタイルを置くエリアを作らないといけません。つまりは4マス以上の同じ色のエリアが必要となると言うこと。

同じ色でエリアを作り、上にその色のテープタイルを乗せていく。

テープタイルで覆われたマスに切手アイコンが描いてある場合、1切手を獲得します。

手元にパッケージタイルは2枚あるので、この手順を2回繰り返します。これで1ラウンド終了。後は、これを繰り返して、最終ラウンドは自分で選んだ1枚のタイルを置いたらゲーム終了。得点計算に移ります。

ゲーム終了!2×2の正方形はテープに覆われてないと得点になるのを忘れないように。

得点計算は以下のように行います。

・パッケージタイル上のアイコン×テープタイル
・切手の枚数
・テープタイルに覆われていない2×2の正方形エリアの数×5
・明細書アイコンに隣接するテープタイルの数×3

これに加えて個人目標を使っていたら、それの達成による得点が増える感じ。

パッケージタイルにはその色のマークが描いてあるマスがあり、見えているマークの数×そのマークのテープタイルが勝利点となります。

黄色で覆われていない2×2の正方形がある。ゲーム終了までこのままなら5点。

それに加えてテープタイルで覆われていない部分で、2×2の正方形が作れるエリアは1正方形あたり5点になります。このあたりがメインの得点になってくるのかなと言った印象です。

■遊んだ感想

相手の状況を見てドラフトを考える余裕はあんましない。悩ましさにあふれるパズルゲーム。

やることはシンプルなドラフトとパズルのゲームと言った印象です。4が重要な要素になっていて、基本的には様々な形の4マスエリアを作っていく事になります。

悩ましいのはテープタイル。ゲームの目的から考えれば、テープタイルで覆った方が良いのですが、正方形を残しておいたり、得点に繋がるアイコンは覆ってはいけなかったりと、ゲームが進むことで結構置きたくない場所が増えてきます。

後半はテープタイルを置いた方がいいか置かない方がいいか悩ましくなってくる。

また、テープタイルは色と形がユニークになっているので、意外と後半になって「あ、この形すでに使ってるじゃん。」が発生します。

アシスタントが動物になっていて、イラストもとても可愛らしいゲームなのですが、結構パズルは本格的です。

何に使うか分からないけど、たぶんえらい。

ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★☆☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆


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