ポストオフィス / Post Office
■ゲーム内容
郵便局を舞台に様々な荷物を棚に詰め込んでテープでまとめていくと言うテーマのゲームです。システム的には二重のタイル配置によるパズルゲームと言った感じ。
ゲームのざっくりとした流れはタイルのドラフトを行って、個人ボードにタイルを配置。その後タイル上で特定の形が作れたら、それを覆うように手持ちのタイルを配置すると言った感じ。
最初にプレイヤーは個人ボードと4種類のテープタイルを受けとります。テープタイルはテトロミノになっていて正方形のやつだけありません。
個人ボードには左上のスタート位置にアシスタントコマを置いて、4箇所に初期のパッケージタイルを配置して、切手タイルを3枚貰います。これで準備完了。
ゲームは個人ボードの全てのマスが埋まったら終了になります。毎ラウンド、タイルを2枚ずつ配置していき、最後に1枚置くので11ラウンドで終了。
ラウンドが始まったら、最初にパッケージタイルを2枚引きます。パッケージタイルは最初に裏むきでテーブルの真ん中辺りにばらまかれているので、そこから取る感じ。
引いたパッケージタイルは1枚を手元に、1枚を左隣のプレイヤーに渡します。全員タイルを選んだら、手元には自分で選んだ1枚と横から流れてきた1枚の2枚があるはずです。
なお、パッケージタイルは4つのマスに分かれていて、各マスはテープタイルと同じ4色のいずれかで塗られています。あと、アイコンが描いてあったりもします。
続いてタイルの配置です。手元の2枚を個人ボードのマスに配置します。配置する時は、最初にアシスタントを時計回りに1マス進め、アシスタントのいる行もしくは列のどこかにパッケージタイルを配置します。もし、アシスタントをさらに進めたい場合は、その分の切手トークンを支払う必要があります。
アシスタントが角に到着したら、チャンスタイム。この場合は個人ボードの好きな空きマスにタイルを置くことができます。
タイルを置いた後で、タイルの上にテープタイルを置くことができます。置くためには、同じ色でテープタイルを置くエリアを作らないといけません。つまりは4マス以上の同じ色のエリアが必要となると言うこと。
テープタイルで覆われたマスに切手アイコンが描いてある場合、1切手を獲得します。
手元にパッケージタイルは2枚あるので、この手順を2回繰り返します。これで1ラウンド終了。後は、これを繰り返して、最終ラウンドは自分で選んだ1枚のタイルを置いたらゲーム終了。得点計算に移ります。
得点計算は以下のように行います。
これに加えて個人目標を使っていたら、それの達成による得点が増える感じ。
パッケージタイルにはその色のマークが描いてあるマスがあり、見えているマークの数×そのマークのテープタイルが勝利点となります。
それに加えてテープタイルで覆われていない部分で、2×2の正方形が作れるエリアは1正方形あたり5点になります。このあたりがメインの得点になってくるのかなと言った印象です。
■遊んだ感想
やることはシンプルなドラフトとパズルのゲームと言った印象です。4が重要な要素になっていて、基本的には様々な形の4マスエリアを作っていく事になります。
悩ましいのはテープタイル。ゲームの目的から考えれば、テープタイルで覆った方が良いのですが、正方形を残しておいたり、得点に繋がるアイコンは覆ってはいけなかったりと、ゲームが進むことで結構置きたくない場所が増えてきます。
また、テープタイルは色と形がユニークになっているので、意外と後半になって「あ、この形すでに使ってるじゃん。」が発生します。
アシスタントが動物になっていて、イラストもとても可愛らしいゲームなのですが、結構パズルは本格的です。
ルールの複雑さ :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★☆☆☆☆☆☆☆
運の要素 :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆