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ボタニー / Botany

デザイナー:Amy Droz, Dusty Droz
アートワーク:
出版社:Dux Somnium Games
プレイ時間:45~90分
プレイ人数:1~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

世界中から珍しい植物を持ち帰り、庭に植えていくゲームです。プレイヤーは世界中を旅して、草花を持ち帰る探検家のような何か。

持ち帰りたい草花とその場所が描いてある標本カード。手札としてゲーム開始時に配られる。

ゲームはいずれかのプレイヤーの名声がMAXに到達するまで続きます。特にラウンドのようなものはなく、時計回りに手番が回る感じ。

プレイヤーの手番は以下の手順で行われます。

1.旅費の支払い
2.イベントの解決
3.移動と採集
4.買い物
5.基金への積み立て

まずは旅費の支払い手元から1金支払います。支払えなかったら、手持ちのカードとかで賄う。

続いてイベント解決イベントカードを1枚引いて、それを解決します。全員に影響があるものとそのプレイヤーだけに影響のあるものがあります。中にはネガティブなイベントとポジティブなイベントが併記されていて、ダイスロールの結果に左右されるものもあります。大きい目の方が正義。

イベントカード。こいつは4以上ならポジティブな結果になるやつ。いっぱい書いてあるけど、太字以外はフレーバー。

イベントをクリアしたら、移動と採集です。基本は都市から都市へ1~3マス移動します。移動の途中で手札の標本カードに記載された都市を通過したら、それをプレイする事ができます。プレイした標本カードは生花としてケースに入れておくか押し花にするか選べます。

MongoliaとTartaryを通過したので、手札の標本カードを生花としてプレイ。カードの数字は得点。

生花とする場合はカードを表向きにプレイして、ケースに配置します。1つのケースには最大3枚までカードを配置する事ができます。また、生花としてケースに配置する事で永続効果を発動する標本カードもあります。

生花はケースに入れておく。1つのケースで最大3枚まで標本カードをセットできる。

押し花としてプレイする場合は裏向きでプレイします。この時は、ケースではなく押し花入れの下に配置します。押し花はいくつでも持っていける。

フランスには自宅があり、自宅に帰る事でケースに入れた生花や押し花を得点化にすることができます。

フランスにある自宅(Estate)に帰れば、採集したものを得点に変えれるし、収入も貰える。

ケースの花を好きなだけ個人ボードに移すわけですが、この時にマイナス点を持つ毒性の草花は他人の庭に勝手に植えることができます。

個人の庭。集めてきた草花は家に帰る事で得点化される。マイナス点は他人の庭に勝手に植えれる(植えられた。)。

また、生花を庭に移すときに同時に3枚移すと名声点が入ります。ケースを2つ持っていて、6枚同時なら2名声点。押し花は含めません。

それが終わったら買い物です。買い物は自宅にいる時と外にいる時買えるものが異なります。外にいる時はディスプレイから探検カードを買う事ができます。

外にいると買える探検カード。お金で購入する仲間や道具で、特にイベント時に助けてくれる。

探検カードは仲間や道具やペットなどで、ネガティブなイベントをキャンセルしたり、特定の条件に合致したイベントの時に、ダイス目を操作したりできるお助けカードです。中には条件付きで名声点を上げてくれるものなんかもいます。探検カードを獲得する時に支払うコストはお金です。

左側のカードがお庭の施設。生花を庭に何枚置いたかと高めのお金を支払う事で得点と名声が貰える。

自宅にいる場合は、追加のケースやお庭の建てる施設が購入できます。お庭の施設を購入するには、お金だけでなく、生花を何枚か庭に植えていないといけません。施設の中には毒をプラス点に変えるものまである。

最後に基金への積み立て。こちらは名声点に応じたお金が収入として降ってきます。ただし、直接プレイヤーの懐に入るわけではなく、一度個人ボードの基金に貯まっていきます。受け取るためには家に帰らないといけない。

あと、手札の標本カードが4枚になるように補充。

個人ボードにある基金にお金が貯まっていく。獲得するためには家に帰らないといけない。

これを繰り返していき、いずれかのプレイヤーの名声が最大になったらゲーム終了。得点計算は生花と施設から額面の得点を獲得し、押し花は1枚1点となります。合計点の一番高いプレイヤーの勝ち。

これだけの草花を持ち帰ることができた。

■遊んだ感想

インタラクションは少なめで全体的に優しいルール設定。効率良く回るルートを考えるゲーム。

ゲーム全体の印象としては優しいルールで効率の良いルートを考えていくゲームと言った感じでした。他のプレイヤーとの絡みは毒性植物をプレゼントできるところくらい。

毎手番開始時にお金を支払うことになるので、どこまで進んでどこで引き返すのかを考えておかないといけないわけですが、イベントなどでお金が貰えたりもするので、そこまで綿密に考える必要はありません。

イベントは手番の中でアクセントとなっていますが、ダイスを振ったりするので少しテンポを失う部分もあるかなと感じました。

生花の状態でケースに入れとくと、標本カードをケースに入れる度に名声が上がる強いカード。

後半、一気にゲームが終息していくので、よりルート選択が重要になってきて、グッと盛り上がります。草花のイラストも美しくコレクションを集めるのもワクワクします(イラストはパブリックドメインの物を使っているそうです)。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★☆☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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