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シックスフォース / 6 Forces

デザイナー:Taiki Shinzawa
アートワーク:Misaho Kuwae
出版社:倦怠期
プレイ時間:40分
プレイ人数:3~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

マストフォロー、切り札あり、ビッドありのトリックテイキングです。切り札が『リードトランプ』と言うちょっと変わった形式。カードは4スートでランクは1~12。加えて、各プレイヤーには6枚の切り札カードが渡されます。

ゲームはプレイヤー人数分のラウンドを行って終了になります。ラウンドは2つのフェーズに分かれていて、準備をするフェーズがあって、その後でトリックテイキングをするフェーズになります。

準備はスタートプレイヤーから順番に『ビッドをする』か『切り札を決める』のどちらかを行います。準備は2周するので、最初にビッドをしたプレイヤーは2順目では切り札を決めます。逆もまた然り。

2順すると、ビッドと切り札が揃う。ここからがトリックテイキングの始まり。

ビッドは自分がこのラウンドで何トリック取れるかを予想して、その分のチップをテーブルの真ん中から持っていきます。この時に1枚をひっくり返して、余裕を作ってもOK

例えば、4枚チップを持っていったら「4勝する」になりますが、1枚ひっくり返しておけば、「3~4勝する」に変わります。ひっくり返せるのは毎ラウンド最大1枚まで。

チップを1枚裏返すことで5~6勝みたいなビッドになる。その分、当たった時の点数は低い。

また、チップは数が決まっていて、真ん中に無くなったら取れません。その時はミゼール宣言するしかない。

プレイヤーには6枚の切り札カードが配られています。内訳は各スートが切り札になるカードとスート関係なく最小値/最大値が勝ちになるカード。そのうち1枚を自分の手元に提示します。

切り札カードは自分の前に提示しておく。

必ず、場には3種類の異なる切り札が出るようにしないといけないので、4人なら1人は他のプレイヤーの切り札に被せる事が可能です。

ビッドと切り札が揃ったら、トリックテイキングの開始。スタートプレイヤーが最初のリードとなってカードをプレイします。そこからはマストフォローの原則に従って、カードを時計回りにプレイします。ここまでは普通。

リードの出してる切り札カードの内容から、今回は赤が切り札と言うことになる。

変わっているのは切り札。各トリックの切り札はリードプレイヤーの手元に置かれている切り札カードになります。なので、誰がリードになるかで切り札がコロコロと変わっていきます。

例えば、『赤が切り札』のカードを手元に置いてるプレイヤーがリードなら切り札は赤になりますが、『青が切り札』のカードを手元に置いてるプレイヤーにリードが移ると、次のトリックは青が切り札になります。

ちなみに最大値/最小値が勝つ場合は、マストフォローの原則には従いますが、トリックを取るのは、スート関係なく最大or最小の数字を出したプレイヤーになります。ちなみに後勝ち。

切り札が『最小値』なので、この場合はフォローできてないけど、緑の5が優勢。

これを繰り返して、手札が全て無くなったらラウンド終了。得点計算に移ります。

得点計算は裏向きなしビッド成功なら4点。ありなら2点。外れた場合は差額がマイナス点になります。ゲーム終了時に得点が高いプレイヤーの勝ち。

■遊んだ感想

ビッドと切り札のどちらを優先するのかが悩ましいトリテ。

リードプレイヤーが自分が打ち出しの時の切り札を決められると言うのが変わっているトリテです。準備段階で切り札を決めるかビッドをするかの2択がなかなか悩ましく感じました。

と言うのも、切り札を自分で決められるので、比較的勝てそうな切り札を指定しがちになります。そうすると、自ずとビッド数が高めになる傾向があるように思えるからです。

しかしながら、チップに限りがあるので、切り札を選ぶとチップが貰えず、チップを取ると切り札を取られる可能性がでてきます。ここのやり取りが面白く感じました。

ベースはマストフォローのトリテなので、遊びやすい。

また、相手の切り札にしたいカードが見えているので、リードのタイミングで相手の切り札を狩ってしまう事もできたりできますね。

切り札が変わるところ以外は比較的素直なトリックテイキングなので、遊びやすいゲームだと思います。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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