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スリル / Thrill

デザイナー:Jürgen P. Grunau, Wolfgang Kramer, Hans Raggan
アートワーク:
出版社:F.X.Schmid
プレイ時間:20分
プレイ人数:2~6人

参照:BoardGame Geek

■ゲーム内容

ゲームセンターに良くあるコイン落としのようなゲームです。ただし、コイン落としとは違ってコインを落とすとマイナス点になります。つまり、落としちゃダメなコイン落としなのです。

さて、このゲームのポイントですが、誰がコインを落とす役になるのかだと思います。コインを落とす役割は握り競りで行われます。当然、握った額が最も少ないプレイヤーがコイン落としをする事になります。

各プレイヤーにはあらかじめ規定枚数のチップが配られており、競りではそれを使用します。良くある競りゲームでは、ペナルティを受けるプレイヤー以外がチップを支払うわけですが、このゲームでは全員が支払いになります。

競りに負けたので、赤のコインを押し出すことに。

さらに悪いことに、このチップはコイン落としでコインを落としてしまった場合のペナルティとしても使用されます。落としたコインが大きければ大きいほど、ペナルティとして払うチップの額も大きい。

つまり、今回はどれくらいのコインが落ちてしまうかを見越しながら、それ以下の額になるように入札を行う必要があるのです。しかし、失敗すれば賭けたチップは返ってこないし、コイン落としをさせられると言う具合に踏んだり蹴ったりなわけです!

黄色と緑が落ちちった。

最後に、競り落としたプレイヤーが次に使うコインを選択します。これを繰り返していって、チップが無くなったら負け抜け。最後まで残ったプレイヤーが勝利します。

■遊んだ感想

どのくらい落ちるのかを予想しながら、どこまで競りで握るのかが悩ましい。

シンプルなシステムですが、競りとコイン落としのコストを同じものにすることで、どこまで握るのかを予想するのが面白いゲームでした。

実際にコインを押すと言うギミックもハラハラしながらやることになって、見てる方も盛り上がります。古いゲームなので遊ぶ機会があまりないかもしれませんが、見かけたら遊んでみると良いかもしれません。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素     :★★★★☆☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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