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クアンド / Quando

デザイナー:Reinhard Staupe, Jannik Walter
アートワーク:Oliver Freudenreich, Sandra Freudenreich
出版社:KENDi
プレイ時間:15分
プレイ人数:2~6人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

手札の数字をなるべく小さくするトランプで言うヤニブのようなゲームです。特徴的なのは、両面に異なる数字が書かれているカード。

ゲームはいずれかのプレイヤーが規定点数獲得するまで行います。

各ラウンドではプレイヤーに手札が配られます。ゲーム中は片面は見ることができますが、反対の面は見てはいけません

誰も裏を見てはならぬ。

手番は時計回りで、自分の手番ではカードをプレイして、山からカードを表向きで引くか裏向きで引くか宣言をした上で1枚引きます。表向きだと全員に数字がバレた形になりますが、裏なら自分しか分からない。もしくは、自分の手札の数字の合計が最も小さいと思ったらノックをします。

ノックをしてから一巡したらラウンド終了となりますが、例外として手番終了時に手札が全て『0』だった場合は、即座にラウンドが終了します。

手札が全て0になったら、即公開でラウンド終了。

手札をプレイする場合は、シングル出しの他に、同じ数字のカードを複数枚プレイするか、3枚のストレートをプレイします。

これは流石にノックして良くない?

ここで、同じカード3枚(ポーカーで言うスリーカード)でカードをプレイした場合のみ、他のプレイヤーは手札の『0』のカードを裏表逆にします。『0』を持っていない場合は山からカードを1枚引く。

スリーカードなので、0を持ってるプレイヤーはひっくり返す事になる。なければ、ワンドロー。

ラウンドが終了したら、手札を公開します。最も数字の小さいプレイヤーは0点となりますが、他のプレイヤーは数字の合計分の得点を獲得します。

ノックをしたプレイヤーの数字の合計が最低でなかった場合は、ペナルティとして追加の得点を獲得します。

ひっくり返された結果、大惨事に。

これを繰り返して、ゲーム終了となった段階で合計点の少ないプレイヤーが勝利します。

ちなみに、山札が枯れた場合は捨て札の山をそのまま反対にして山にすると言うのが、両面仕様ならではです。

■遊んだ感想

ノックをした途端にスリーカードぶっ込まれるゲーム。

両面使う所が珍しいゲームで、おおよそノックをしてからが勝負になってきます。誰かがノックをした場合、たいてい手札には0があると言うのが世の常で、プレイヤーはその時のためにスリーカードを手元に残しておく。と言った場面が見られます。

『3』がキーワードになっていて、連番は3枚でないといけなかったり、スリーカードに特別な意味合いがあったりします。

なぜ、『3』。

本来は最も安心安全なはずの0を抱える事にリスクがあると言う所をどう捉えていくのかが面白いゲームです。

あと、裏を見ちゃいけないルールなので、思わずカードを手元に伏せたりしないようにお気をつけ。


ルールの複雑さ  :★★★☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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