見出し画像

テラフォーミングマーズ:ダイスゲーム / Terraforming Mars: The Dice Game

デザイナー:Jacob Fryxelius
アートワーク:Isaac Fryxelius
出版社:FryxGames, Arclight
プレイ時間:45分
プレイ人数:1~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

発売以来、根強い人気を誇る火星開拓ゲーム『テラフォーミングマーズ』のダイスゲーム版です。テーマはやっぱり火星を開拓することです。

さて、本家も同じですが、ゲームは火星の酸素濃度、気温、そして海洋と言う移住に必要な3つのパラメーターを上げていく事を目標としています。ちょっと違うのは本家は3つ全てを達成するのに対して、ダイスゲームではどれか2つで良くなっていること。

手番にできることは生産を行うか、アクションを行うかの2択になっています。本家だと全員がパスしてラウンドが終わると生産だったのに対して、本作は各プレイヤーが好きなタイミングで生産をする事が可能です。

生産で貰えるものはダイスになります。各プレイヤーにゲーム開始時に配られる企業カードや緑のプロジェクトカードに貰えるダイスの色が指定されているので、それを貰ってダイスロールして手元に置いておきます。

ダイスの色によって記載されてる資源が変わる。プロジェクトカードや標準プロジェクトのプレイには、ダイス目を合わせる必要がある。

ダイスには、色事に獲得できる資源が3種類記載されていて、それぞれ3、2、1面と資源の種類ごとに希少さが変わります

続いて、アクションについて。アクションは大きく分けて2種類。標準プロジェクトとプロジェクトカードのプレイになります。こちらも本家をご存知の方にはおなじみかと思います。どちらも実行するためには、コストとして示されたダイスを支払う必要があります。

プロジェクトカードは緑、青、赤と3種類に分かれており、ざっくりと緑は生産力アップ、赤は勝利点青は追加アクションや永続効果となります。青のアクションは物によってはいつ実行できるのかが指定されているものがあるので、そこは注意です。

また、アクションを行う前に補助アクションがあり、『ダイスを1つ貰う』『ダイスを1つ支払って、目を変える』『ダイスを1つ支払ってカードを2枚引く』のいずれかを行う事ができます。ちなみに、標準プロジェクトの中に『もう1回補助アクションを行う』と言うのがあります。

褒賞と称号も本家同様存在していますが、ゲーム開始前にランダムでセットアップされるところは異なっています。特に褒賞はダイスによって決まり、その資源を必要とするカードをたくさんプレイしていることで争います。

■遊んだ感想

二重の運に翻弄されるダイスゲーム。

カードの引き運とダイスロールの運、2つの運を上手く引き寄せる必要があるゲームだと感じました。手札とダイスが噛み合うと良いのですが、そうならないとひたすら序盤ドローを繰り返すなんてことも起こりがちです。

青色ダイス生産できないから補助アクションで何とかするしかないのよね。

そんなこともあって、序盤はかなりゆっくりな立ち上がりになる気がしています。しかし、中盤以降は大量のダイスをジャラジャラできるようになるため、ダイスゲーム好きの方にはたまらないのではないでしょうか。

ダイスゲームとしては比較的時間がかかる印象ですが、本家に比べると早く終了するのはカードゲーム版のアレスエクスペディションと同じかなと感じます。

ダイスゲームが好きで、ボードゲームに慣れてきた方にはオススメできるのではないでしょうか。


ルールの複雑さ  :★★★★★☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★★☆☆
おすすめ度    :★★★★★★★☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?