ゲシェンク / Geschenkt ... ist noch zu teuer!
■ゲーム内容
『No Thanks!』などのタイトルでも知られる、カードの押し付け合いをするゲームです。
最初に、3~35の数字が書かれたカードから規定枚数を抜いて、残りを山札とします。抜かれたカードはこのゲームでは使わないカード。そして、各プレイヤーは規定の枚数チップを受け取ります。
ゲームが始まったら、山からカードを捲ります。捲られたらスタートプレイヤーから順番にそのカードを受け取るか受け取らないかを判断します。
受け取らない場合は、手元のチップを1枚捨てて、隣のプレイヤーにカードを回します。受け取る場合は、全ての捨てられたチップとカードを受け取ります。手元にチップがなければ、カードを受け取るしかありません。
やることはこれだけ。カードをいずれかのプレイヤーが獲得したら、新たなカードを山から捲って同じようにカードを取るか取らないかを行います。
山札の全てのカードいずれかのプレイヤーの元に行ったらゲーム終了で得点計算です。
カードは額面の数字だけマイナス点です。ただし、獲得したカードが連番となっている場合、連番を構成している最低の数字だけを計上します。例えば、20、21、22の連番が手元にあるプレイヤーはこの3枚で-20点。みたいな感じ。
また、手元に残ったチップは1枚につき、+1点となります。マイナスとプラスの得点を合計して最も得点の高いプレイヤーの勝ち。
■遊んだ感想
全てのカードがマイナス点なので、できることなら全てのカードを拒否したいところですが、それをするにはチップが足らず、どこかでカードを獲得しなければいけません。なので、最初のうちは落としどころを見極めて、「まあまあ、これならいいか。」でカードを取っていく形になります。
中盤になると徐々に連番のルールが効いてきて、取っても得点に影響しないカードや、取ることでむしろマイナス点を減らすことができるカードが現れます。ですので、カードによっては「自分以外いらないだろうから、何周か回して、みんなにチップを払わせよう。」みたいな大変悪い事ができるようになります。
全てが滅び行く世界で、如実に現れる搾取するものとされるもの。そのコントラストを楽しむゲームだと思います。
ルールの複雑さ :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★★★★☆☆☆☆
運の要素 :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆