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シチュー / Stew

デザイナー:Jason Glover
アートワーク:Jason Glover
出版社:Button ShyQuined Games
プレイ時間:10~20分
プレイ人数:2~4人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

ある一定の美味しさのシチューを作って、完成を見定めるゲームです。ボタンシェイ版は、大きさが名刺入れくらいと言うのが特徴的です。

ゲームはプレスユアラックとブラフがメイン。手札などは持たずに、山札のトップを引いてどうにかするドロー&プレイ形式です。

各ラウンドの準備として動物カードが並べられます。これらの動物はシチューの匂いに誘われてつまみ食いをしようとしている悪いやつら。動物は、それぞれ食べたい食材が決まっていて、ラウンド終了まで居座ると鍋から強引に持ってかれます。

あと、謎のベジタリアンおじ。

そして、それと別で食材カードの山札が作られます。こちらはシチューの美味しさポイントみたいなものが数字で書かれています。カードの中には条件を満たすことでより高い美味しさポイントが得られるものもあります。

ゲームは複数のラウンドで構成され、手番は時計回りに回ります。手番にやることは食材カードを1枚引くか、『シチュー』宣言をするかどちらか。

カードを引いた場合は、内容を確認した上で、裏向きのままお鍋に放り込むか、それを動物に与えて追っ払うか、どちらかを行います。お鍋に放り込む場合はお鍋用の山に追加する形になります。動物に与える場合は、どの動物に与えるかを選んでその動物を隠すようにカードを置きます。

鍋の中身を食べちゃう動物はある程度追っ払っておきたい。右側の山が鍋に入ってる具材。

お鍋の中に入っているカードのポイント合計が規定の得点以上だと思った場合は、カードを引く代わりにシチュー宣言を行います。シチュー宣言がされたら、そこでラウンド終了です。

ラウンドが終わったらお鍋の中のカードを公開します。追い払ってない動物がいる場合は、指定された食材を1つ与えて、さらに謎のベジタリアンおじを追い払ってなかったら、鶏肉が入ってるか確認されて、残った食材の得点を合計します。

ニンニクとじゃがいも食われた。ニンニクは1枚だけだとポイント高いので、むしろ食べられてラッキー。

鍋の中の食材のポイントが12点以上なら、シチュー宣言したプレイヤーが2勝利点を獲得し、そうでなければ、宣言したプレイヤー以外のプレイヤーが1勝利点ずつ獲得します。

ちなみにこのシチュー宣言。実は手番以外でも宣言ができます。プレイヤーの手番と手番の間であれば、誰でも割り込みシチュー宣言が可能なのです。

これを繰り返して、5勝利点獲得したプレイヤーがゲームに勝利します。

■遊んだ感想

シチューに石を入れる不届き者が定期的に現れるゲーム。

カードを引くか、シチュー宣言するかのシンプルな2択を常にプレイヤーに迫る心理戦の要素が強いゲームです。

食材を食べてしまう動物の存在がアクセントになっていて、「おやおや?どうしてウサギを追い払うんです?」みたいな感じで、相手の思惑を推測するヒントになったりします。また、手番外でも割り込みでシチュー宣言できる所も気が抜けません。

ボーダーの12点が絶妙で、クリアできる時は結構ギリギリになります。-3点の石がどこにあるかを掴んでいるプレイヤーが若干有利な気がしますが、ルールも簡単でサクサクできるのが良いゲームです。

ボタンシェイ版は名刺サイズのケースが特徴。「私、こういうものです。」からのデュエルスタンバイが可能。

ルールの複雑さ  :★★☆☆☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★★★☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆

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