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テラフォーミングマーズ・アレスエクスペディション / Terraforming Mars Ares Expedition

デザイナー:Sydney Engelstein, Jacob Fryxelius, Nick Little
アートワーク:William Bricker, Garrett Kaida, Nio Mendoza, Justine Nortjé, Naomi Robinson, Andrei Stef
出版社:FryxGames, Stronghold Games, Arclight
プレイ時間:45~60分
プレイ人数:1~4人

参照:BoardGame Geek

■ゲーム内容

発売から現在に到るまで、その人気が衰えない火星開拓ゲーム『テラフォーミングマーズ』をカードゲーム化したゲームです。

その特徴はテラフォーミングマーズから、徹底的にインタラクションを排除し、その代わりにヴァリアブル・フェーズ・オーダーを取り入れたと言う部分ではないかなと思います。

どのくらいインタラクションが排除されたかと言うと「ドラフト無し」「相手を攻撃するカード無し」「称号・褒章無し」「グローバルパラメータが最大に到達しても、そのラウンドであれば、TR上昇」とすぐに思い付くだけでも、これだけあります。

インタラクションの排除となると、ゲームとしてソロ感が強くなるわけですが、その代わりにこのゲームが手に入れたのは、同時処理によるプレイ時間の短縮だと思います。

元々、本家テラフォは初プレイだと4時間くらいかかってしまうビッグゲームでした。これをカードゲーム化する上で、プレイ時間の短縮は必須だと思うわけですが、テラフォのプレイ感を残しつつ時間を短縮する方法としてインタラクションを捨てると言う手法が取られたのではないかなと個人的には考えています。それでも、初プレイ2時間くらいかかるわけですが…。

カードの役割自体は本家とそんなに変わらないかな?

本家からこれだけインタラクションを排除した代わりに、新たにプレイヤー間のインタラクションとして導入されたのが、ヴァリアブル・フェーズ・オーダーです。

こちらは『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』に良く似ていて、各プレイヤーがラウンドごとに自分が行いたいアクションを選択し、選ばれたアクションだけを全員で実行すると言うものです。

ボードも本家に比べてだいぶ簡略化。植物は手元にきます。

アクションを選択したプレイヤーには特権としてボーナスが貰えるので、相手が何を選ぶのか予想しつつ、特権ボーナスも睨みながらアクションを選択していくのは、なかなか悩ましいです。

■遊んだ感想

テラフォ感を残した、ソロ感強めのカードゲーム。

本家と比べるとかなりソロプレイ感は強いものの、テラフォを遊んだ感は充分残っており、プレイ後は「テラフォって、これでも良いんじゃない?」と言ってしまいました。

テラフォはすぐに植物焼かれちゃうから辛いと言う方や、時間ないけどテラフォしたい方には良いゲームじゃないかなと思います。


ルールの複雑さ  :★★★★★★☆☆☆☆
駆け引き     :★★★☆☆☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★☆☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★★☆☆☆

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