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ムレン:スペースエージェンシー / MLEM: Space Agency

デザイナー:Reiner Knizia
アートワーク:Joanna Rzepecka
出版社:Rebel Studio
プレイ時間:30~60分
プレイ人数:2~5人

参照:Boardgame Geek

■ゲーム内容

宇宙の果てを目指すロケットに乗り、なるべく遠くへ行く事を目的としたゲームです。乗り込むのはネコちゃん達。ダイスロールとプレスユアラックで、なるべく遠いところにネコを送り込むのが目的です。なお、読み方は「エムレム」なのか「ムレム」なのかは分からぬ。→ムレンだそうです。

特殊な能力をもつ8匹のネコ達。

プレイヤーは8匹の特殊能力を持ったネコちゃんタイルを持っています。特殊能力は勝利点を2倍にしたり、ダイス目として使ったり、バーストした時の保険になったり。

毎ラウンド、時計回りにプレイヤーの1人がキャプテンとなります。そして、ラウンド開始時に各プレイヤーはネコタイルの中から1匹を選んでロケットに乗せます。全プレイヤーのネコが乗り込んだら出発です。

各マスでは使えるダイス目か決まっている。1つも出なければバーストでロケットが墜落してしまう。

キャプテンはダイスを振って、それを同じ目のグループにします。そして、現在ロケットがいる場所に描かれたダイス目のグループを1つ以上選択し、その出目の合計分だけロケットを進めます。ダイス目は1~4とアフターバーナーがあり、アフターバーナー以外の目を使用した場合は、ダイスを捨てないといけません。つまり、先に進むに連れて徐々に振れるダイスの数が減っていくわけです。

惑星毎にマジョリティ争いを行う。衛星は即時勝利点。

移動先が惑星または衛星であれば、キャプテンから順番にそこでロケットを降りるか残るかを選択していきます。

衛星に降りれば即座に勝利点が貰え、惑星に降りるとゲーム終了時にマジョリティ争いを行い、一番たくさんのネコを降ろしたプレイヤーから得点を獲得していきます。最後まで到達すれば、ちょっと高めの勝利点が貰えます。

また、異なる惑星4つにネコを送り込むとか、1つの惑星に3つネコを送り込むなどの早取りの目標があり、ゲームを進める上での指針となっています。

ロケットに乗るネコ達。先頭にいるのがキャプテン。キャプテンが降りたら、繰り上げでキャプテンが移る。

ロケットから降りないプレイヤーがいたら、残ったダイスを振って、さらに先に進んでいきます。しかし、ダイスを振った結果、使えるダイスが1つもない場合はロケットが墜落してしまい、乗務員は個人ボードに帰ってきてしまいます。

全てのネコを送り込む事ができた、もしくは規定回数ロケットが墜落してしまったらゲーム終了となります。得点が高いプレイヤーの勝ち。

指定された星にネコをたくさん派遣すると、ボーナス得点が貰える秘密の個人目標。

このゲームには、いくつか拡張が同梱されています。拡張は特定の場所にネコをたくさん降ろす事を目指す秘密の目標や、ロケットが止まると即時にボーナスが貰えるタイル、そして毎ラウンド使えるダイスの数が制限される代わりに、ダイス目にボーナスを与え、ゴールからだんだんと近づいてきて、遭遇すると得点が貰えるUFOがあります。

元々がかなりシンプルなゲームなので、全ての拡張を入れてもそこまで複雑にはなりません。

■遊んだ感想

意外とプレスユアラック感が強くない。

基本的にはすごろくで先に進みながら、バーストする前にネコを降ろす事が目的になるので、どこまで我慢するのかがカギになるチキンレース的なゲーム終了時にだと思いますが、早取りの目標タイルや惑星のマジョリティ争いがあるため、プレイヤー毎にどこに降ろすかが変わってくる気がします。

最後まで到達すると、キャプテンは7点。
それ以外の乗務員は5点貰える。

なので、ギリギリを攻めるよりかは狙ったポイントに着実に降ろしていく展開になっていくように思います。拡張要素を入れると秘密の目標もできるため、この傾向は強くなるように思います。

ルール量はそんなに多くないので、ファミリーから遊んで頂けるゲームではないかなと思います。テーマも宇宙とネコなので、好きな方は多いのではないでしょうか。


ルールの複雑さ  :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き     :★★★★★☆☆☆☆☆
運の要素     :★★★★★★★☆☆☆
おすすめ度    :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★☆☆☆☆☆

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