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トロッコタウン / Minecart Town
デザイナー:Aya Taguchi, Shun Taguchi
アートワーク:Sai Beppu
出版社:JELLY JELLY GAMES
プレイ時間:30~45分
プレイ人数:1~4人
■ゲーム内容
トロッコを使って資源をあちこちに移動させながら、街を作りあげていくゲームです。タイル配置でエンジンを作りながら、ピック&デリバーで資源を移動させて、作ったエンジンを稼働させる感じ。
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ゲームの最初にプレイヤーは木材と石材を生み出す初期タイルを貰い、メインボードには建物タイルを置いて準備完了です。
ゲームは4ラウンド。各ラウンドは4つのフェーズに分かれています。
最初は収入フェーズ。自分の建物タイルに収入がある場合はそれを受け取ります。それぞれに建物にはどのフェーズに何ができるかがアイコンで書かれているので安心。各建物には資源を置いておくスペースがあり、収入はそこを満たすような感じ。
たまに、収入フェーズで特定の資源が置いてあると得点が貰えるタイルなんてのもあります。
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収入が終わったら、次は建設フェーズ。スタートプレイヤーから時計回りで、順番にメインボードのディスプレイから建物タイル、もしくは線路タイルを購入します。
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タイルの購入コストは石材と木材。好きなタイルから、資源をコストとして支払ってタイルを購入します。購入したタイルは即座に自分の手元のタイルに隣接するように配置します。
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タイルの購入はパスするまで時計回りに続けていきます。全員パスをしたら次のフェーズへ。
建物は資源の生産や変換、勝利点の獲得などの役割を持っており、線路は資源の輸送に使用します。線路は直線か90度曲がる物があり、資源を追加で支払うことで三叉路にグレードアップする事ができます。
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次は輸送フェーズ。資源を別のタイルに運びます。輸送する時は線路を通らないといけません。建物と建物が隣り合っていても移動は不可。また、線路→建物→線路→建物みたいに途中で建物を経由してもOK。最終的な資源の輸送先は、その資源を活用できる建物でないといけません。通るだけならOK。
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基本的には資源を生産する建物から変換する建物へ輸送したり、勝利点を貰える建物タイルへ輸送したりする感じになります。
最後に変換フェーズ。資源を消費して、別の資源に変換したり、勝利点を獲得したり。こちらも建物にアイコンが書いてあります。
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ここまでで1ラウンド終了です。これを繰り返していくわけですが、3ラウンド目の開始時に建物タイルが後半用のものに入れ替えられます。後半用のタイルは即時で何か貰える効果や周囲にある建物や資源によって得点を生み出す建物が多くなる印象です。
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また、最終の4ラウンド目だけは輸送フェーズと変換フェーズを好きなだけ繰り返す事ができます。通常は輸送してから変換になるため、変換したものを他の建物に輸送するためにはもう1ラウンド必要になるわけですが、最後だけは輸送→別の資源に変換→さらに輸送→勝利点に変換みたいな事ができるようになっています。
最後にゲーム終了時の得点を獲得して、合計得点の最も高いプレイヤーの勝ちとなります。
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■遊んだ感想
細工は流々。仕上げを御覧じろ。
プレイヤー間のインタラクションがメインボードでの建物タイルの獲得だけなので、インタラクションは弱めでソロ感が強めのゲームです。
タイル配置により、手元にエンジンを組み上げていくわけですが、ラウンドが4ラウンドしかなく、最終ラウンド以外は輸送してから変換となるため、中盤くらいまでは勝利点を稼ぐと言うよりは、エンジンを組み上げていく事に注力することになります。
タイル配置で資源を輸送するのに必ず線路を通る必要があるので、線路を取るのか建物を取るのかは結構悩ましいポイントです。
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建物欲しいけど、先に線路を作っておかないとどうやって輸送するか問題が首をもたげてきます。また、グレードアップしても三叉路にしかならないのが効いています。回り道して線路を引かないといけないけど、そんなに資源がなかったり。
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パッと見でパズル感が強そうな印象を受けますが、他の建物を中継してその先に進めるので比較的パズル感は強くありません。通りすぎるだけなら、中継の建物は何でも良い所がえらいです。
ルールの複雑さ :★★★★☆☆☆☆☆☆
駆け引き :★★★☆☆☆☆☆☆☆
運の要素 :★★★★★☆☆☆☆☆
おすすめ度 :★★★★★★☆☆☆☆
自分は好きですけ度:★★★★★★☆☆☆☆