熱中症になってわかった私のパターン〜〇〇せねば、と過去の経験の大きな声〜
先週、久しぶりに都内に出て、偶然来たかった場所に来ていることに気づき、嬉々として猛暑の中、慣れないサンダルで歩き回った上、次の約束の用事まで気づけば2時間も歩いていました。
次の日ひどい筋肉痛になり、サンダルがまずかった、と思っていました。
本当はだるさも疲れもあったのに、低血圧は昔から、疲れやすいのも昔から、とそこにはスルーし、だからこそ鍛えなきゃ、と午前中はヨガ、さすがに午後ジムには行かないものの、夕方からわざわざウォーキングまでして、筋肉痛の足に鞭を打ち、大汗をかいていました。
その次の日、もう頭からつま先まで全身筋肉痛のような痛み。
もはや身体中が痛くて、どこがどう痛いのかも良く分からない、という感じ。
洗濯物を干すのも、キッチンに立つのもやっと、というくらい、身体が重くて痛くて動きづらい。
夫に
「病院連れて行くよ。」
と言われても、
「うん、午後まで様子見る。」
と痛くてソファに横になりながら考える頑固な私。
私の自我は、
「病院に行っても対処療法。が、だからといって、さすがにこの痛みには耐えられない。ならば、近くの接骨院にでも行くか」
と接骨院に予約の電話を入れるも、声を出すのもやっと、とにかく身体に力が入らない。
自分の震えるような小さな声しか出ないことにさすがに、
あれ?筋肉痛くらいでこんなことになるか??
と頭の中が混乱してくる。
夫が1番近くの整形外科を調べてくれ、
「まだやってるからもう行くよ!」
とうなだれている私を車に乗せてくれ、
何年ぶりかで整形外科へ。
が、力が入らなくて待ち合い室にきちんと座っていられない。
見かねた看護師さんが、ベッドで待っていてもいいけれどうちは点滴がないからね、内科じゃないと、と言ってくれて初めて、
「これって、熱中症か?!」
と気づき、整形外科でレントゲンまで撮ってしまったあと、急いで隣の内科へ。
事情を話すと一瞬で
「熱中症」
となって点滴をしてもらったら、足のしびれが楽になってくる。
が、時間が経つほどにまた足が痺れだし、生涯私は飲む事はないだろうと思っていた、夫買い置きの鎮痛剤◯◯リンを2日続けて飲みました。
鎮痛剤を飲むと足の痺れのような、筋肉痛のような、えも言えぬ痛みがなくなって、あー、なんて楽になることか!
一過性の痛みときに使うのは有りだった。
絶対無しにしたかったのは、私の強力な自我でした。
点滴とともにもらった夏バテに効く漢方薬で食欲が増し、良く食べれるようになると、先月から食欲が落ちていた自分を嫌でも自覚しました。
そう、私は
病院行ったってしょうがない、
薬もらったって飲みたくない、
と〇〇すべき、と過去からの(若い頃に薬をたくさん飲み、あと薬を抜くのが大変だったという)経験で、病院や薬をジャッジして、熱中症まで見落としていました。
点滴をしてもらったときの安堵感。
漢方薬で食欲が出てきたら、食欲が落ち、エネルギーも落ちていた先月をしっかり自覚できました。
体力ないからこそ鍛えなきゃ、となぜか労わる、とか、優しくする、より鍛えなきゃ、甘やかしてはいけない、ばかりに目を向けていた私。
そういう自我を無くしたならば、
夫も
病院も
薬も
ドクターも
看護師さんも
ただ愛、でしかありませんでした。
私は、強力な自我から、愛を見落としてきた、と熱中症になってからすごく感じました。
こんな暑いときに冷やしていられる家があること。
すぐに病院が近くにある立地。
私が歩けなくても夫がいて車があって運転してくれたこと。
本当は愛に包まれているのに、
私には無い!!
という強力な自我の声がデフォルトで長年生きてきたので、どこまでいっても無いをみつけようとしてしまう。
今回の熱中症は、
私の中にも、外にも愛、があったことを教えてくれる出来事になりました。
どなたも熱中症には充分お気をつけて、自分に優しく、この暑い夏を愛に満たされてお過ごしください。