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あなた自身であるために、他の人からの許可を待ってはいけない。
これは、リサ・ニコルズ(Lisa Nichols)いう方の言葉です。
自己啓発の講師。「モティベイティング・ザ・マス(大衆にやる気を起こさせる)」の創設者であり、「モティベイティング・ザ・ティーン・スピリット(10代の若者にやる気を起こさせる)」のCEO(最高経営責任者)。また、『こころのチキンスープ』シリーズの共著者の一人でもある。その功績に対して、南アフリカのヒューマニタリアン賞、アフリカン・フォーカス・インターナショナルの善意の大使賞、ホール・ライフ・アンド・ウェルネス・インターナショナルのエモーショナル・リテラシー賞、レゴランド基金のハート・オブ・ラーニング賞など数多くの賞を贈られている。
「あなた自身であるために他の人からの許可を待ってはいけない」(Don't Wait for Permission From Others to Be Yourself )
これは、とても大切な言葉です。
私はまさに、かつて他人からの許可をいつも待っている子どもで、そのまま大人になりました。
小さな頃は祖父母、親、兄弟、先生から。
大人になった今でさえ!
無意識に、夫など他者の許可を待っていることがあります。
「あっ、私から提案、意見を言ってもよかったのに。」自分が何か疲労してから、はじめて気づくことがあります。
そう、誰かの意向や意見、指示を待つ生き方は、主体性がなく、受け身で他人に合わせてばかりいるので、次第に疲れを感じるようになります。
私が、ずっと疲れやすいと感じてきたのも、自分発信でなく、他人の判断または決断または指示を待つ、を当たり前のようにやっていたのもあっただろうと思います。
その方が考えなくて楽、という思考の方はまだいいと感じますが、私も含め、本当は自分の意見があった、でも親に意見を言うと否定、拒否された、またはそもそも意見を言わせてもらえなかったという方は、意見を持ってそれを発信することを、「してはいけないこと」「怖いこと」というビリーフ(信念)を無意識化で持っています。
私がそれに、はっきり気づいたのは、夫と再婚してから、また、自分の活動など主体的に動こうとしたとき、また、原家族のなかで自分らしく振る舞えない、と気づいたときなどでした。
また会社に行けば、そこの場所で、権力がある人の判断、指示を待つ、も自動的にしていました。
その指示が理不尽であったとしても、です。
夫との関係は、そのビリーフに私が気づき、私が在り方を変えれば、夫はそこに柔軟に対応して変化してくれ健全な関係になっても、原家族では、私が主体的に動けるようになるほど関係性が難しくなる。
受け身だった私が主体的になると、それに抵抗し、拒絶する家族が出てきます。
なんで、今まで言うことを聞いてたおまえが、言うこと聞かず、俺の許可なく勝手に動くんだ!と怒ります。
その関係性をセッションで聴いてもらっていたとき、
「家族の中で1番弱者だったのですね。」
と言われたことがありました。
まさに、家族の序列から言うと、1番下の女の子である私は、弱者でした。
誰にも守ってもらえない、
味方がいない、
この世でたったひとり、
そんな根底にあった絶望感、孤独感が、私の人生の歩みを難しくさせていました。
ですが、私はいつまでもアヒルの子でいたくない!
羽ばたきたい!
と、カウンセリングやセラピーなど、いろいろなことを模索してきました。
もがくほど、自分の信念(ビリーフ)がいくつもいくつも立ちはだかる。
そのたび、それを癒し手放していく。
この作業がいつまで続くのか、と途方に感じることもありますが、あの真っ暗闇の絶望の淵から、よくぞここまで光をみつけて手繰り寄せてきた、と自分を誇らしくも感じています。
比較的傷の少ない、安定した家庭環境にいた人からは考えられないくらい、自分発信で意見を言ったり、行動をすることに抵抗や恐怖を感じている人は、私だけでなく、実は結構多いのではないか、とも感じています。
ですが、大人になれば、
自分を愛する、
自分を大切に扱う、
この訓練は、練習を積めば積むほどできるようになります。
そして、そのプロセスに従って、主体的に生きることができてきます。
そもそも私たちは、
神さまにすでに守られ、ゆるされ、愛されている存在です。
だから、本当は誰の許可もいらないのです。
だって、神さまからゆるされているのですから。
このことが体験を通して腑に落ちるほどに、誰もが、その人らしい輝きを放つのだと思います。
もともとあるあなたの光が、さらに輝きを増すよう、祈っています。
お読みいただきありがとうございます。