ミスチル先生@関わる人を笑顔にする保育士

子ども大好き保育オタクです。 保育士歴約17年。現場で経験してきた財産とも言える出会い、体験、エピソードを書いてます。

ミスチル先生@関わる人を笑顔にする保育士

子ども大好き保育オタクです。 保育士歴約17年。現場で経験してきた財産とも言える出会い、体験、エピソードを書いてます。

最近の記事

子どもたちが求めていること。

約2年ぶりの更新となります。 この2年間、いろいろ、いろいろ、いろいろありまして 今は派遣保育士として保育園に勤めながら 今まで関わってきた保育園様からご依頼いただき単発ヘルプに行ったり 放デイサポートに行ったり 一つの場所に身を置かず いろいろな場所でいろいろな子どもたちと関わるという楽しい生き方をしております。 その中の一つとして、今年からベビーシッターを始めました。 保育園勤務とは違った良さややりがいをたくさん感じておりますが 保育園にいたら気づけなか

    • 保育士になって良かった

      今日はみんなで公園に行きました。ひろ〜い広場でしっぽとりゲームをしました。 初めてやった時はみんなルールがわからず、ただただ走り回ったりしっぽをひたすら集めたりしていましたが、数回目の今日は子どもたちの様子に変化が。 しっぽを取られて、悔しくて泣く子。 取られまいと必死で体を使って守り抜く子。 また、取られて悔しくてずっと泣いている子に、まだしっぽを取られていない子が自分のしっぽをスッと差し出す場面もありました。 ルールもしっかり理解して、『取られたくない』という意

      • 子どもたちは遊びの天才

        今日、子どもたちと公園に散歩に行きました。 その公園にはだだっ広い広場に点々と植木があり、小さなスプリング遊具が数個、砂場があります。 砂場用玩具を持っていくつもりがすっかり忘れてしまい…公園に着いてから気付きました。 子どもたち物足りないだろうな〜と自分のうっかりを反省したのですが、私の予想に反して子どもたちはとても楽しそうに遊び出しました。 公園中を散策して草花を拾っておままごとをしたり、石を拾って並べたり、木の枝を集めたり。 数少ない遊具も数を数えながら自主的

        • 大人の『正解』を押し付けていないか

          私が保育士になったのはもう10年以上前ですが、初めて働いた保育園での先輩たちの保育が見本となりしばらくはそれをベースに保育をしていました。 当時は自分自身を振り返る余裕もなく、先輩たちがしていることをとにかく真似しながら子どもたちと関わっていました。 しかし数年経ち視野が少し広くなると、時々違和感を覚えるようになりました。 これは先輩たちが間違っているとかいないとかの話ではなく、自分の保育感というものが出てきた時期なんだと思います。 当時、子どもたちがおままごとをして

          真似をする=好きということ

          最近、クラスの子どもたちがやることなすこと全て私の真似をします。 言葉遣いやリアクション、散歩先でも私が上着を脱いだら脱ぐ、着たら着る…など。 成長過程として大人の真似をしたがる時期ではあるのですが、それをかわいいな〜と思って発信したら友人からある気づきをもらいました。 私は自身でもミスチル先生と名乗るくらいMr.Childrenが大好きで、Mr.Childrenを義務教育として生きてきました。 カラオケに行くと桜井さんがライブでするパフォーマンスを真似したり、桜井さ

          子どもたちは優しさを知っている

          人は余裕が無いと自分のことしか考えられなくなる。と、自分自身の経験から思っています。 色々な意味で余裕のない職場環境で、責め合ったり攻撃し合ったりする大人たちを毎日見ているのですが そんな中でも子どもたちの優しさに毎日救われます。 夕方、ヘルプで他クラスに入っていたのですが、ほとんど関わったことのないクラスの子と一緒におままごとをしていました。 その子がおもちゃの食べ物をたくさんお皿に乗せて振る舞ってくれたので 「たくさん作ってくれてありがとう!じゃあ飲み物準備して

          子どもたちは優しさを知っている

          見逃したくないこと

          手が出やすい子って、どの園にもどの学年にもいます。 その行為に目が行きがちで、叱られたり注意されることが多くなってしまう。 ただ、その子自身も消化しきれない思いを抱えていて、それが行動に出てしまっている印象。 叱る前に、その子自身の気持ちをまず受け止めることが大事ではないかと思う。 集団生活で相手がいる場合、その相手が怪我をしてしまった場合、その行動を止めないと!という思いに囚われて気持ちを受け止めることを忘れがちになる。 そうすると、その子の思いもモヤモヤもなかな

          保育士はいつも保育士

          今のクラスの先生たちはほとんどお子さんがいるのですが、休み明けはいつも 「昨日〇〇へ行ったんだけどこんな花が咲いてたよ」「〇〇公園はこのクラスの子たちが遊べそうな遊具があったよ」 などと、土日に自身のお子さんと出かけた場所をクラスでシェアしてくれます。おかげで散歩先の幅がかなり広がりました! Googleマップを開きながら、「ここ連れて行ってあげたいよね〜」とはしゃぐ先生たちを見てほっこりします。 プライベートでもついつい子どもたちのことを考えてしまうんですよね。これ

          笑顔の効果

          昨日、多くの保育士さんたちとディスカッションをする機会があったのですが、その中で感じたことがありました。 保育においても、先生同士のコミュニケーションにおいても、子どもとの関わりにおいても、保護者支援においても、安心感を得られる身近な方法がある。 それは『笑顔』でした。 笑顔の効果は自分の人生を通しても感じていましたが、保育の仕事においても笑顔でいることはメリットしかないと思います。 私は転職歴が多いのでよく子どもたちとの『初めまして』の日を経験しているのですが、こち

          先生を怒らせたいわけじゃないんだよ

          今日聞こえたある子の心の声です。どのクラスでも、怒られやすい子っています。 悪気は無いんだけど、友だちとうまく関われなかったりトラブルが多かったり。 自分に正直に、本能で動いているだけなんですけどね。大人からは『困った子』ってレッテルを貼られてしまったりする。 一対一なら丁寧な関わりが出来るけど、保育士1人でたくさんの子どもたちをみないといけない保育園ではなかなか難しいこともある。 その子が悪いわけでも、先生が悪いわけでもない。 なかなか気持ちをわかってもらえなくて

          先生を怒らせたいわけじゃないんだよ

          時代とともに変わる子どもたちの姿

          10年以上保育の仕事に携わり子どもたちと関わってきて、時代とともに子どもたちの姿も変わっていくなぁと感じています。 どの時代の子どもたちにも大人気のレゴブロック。子どもたちはこのブロックでいろいろなものを作って見立て遊びをしています。 ここ最近は、子どもたちの中でお医者さんごっこがブームです。 子どもたちがブロックを体温計に見立てて熱を測ってくれるのですが、その体温計がこんな形をしています。 非接触型体温計。これをおでこに当ててくれます。これはコロナウイルスが流行し始

          時代とともに変わる子どもたちの姿

          子どもたちは保育士の鏡

          何年も保育の仕事に携わってきて、感じていることがあります。 子どもたちは、私たち保育士を写す鏡であるということ。 今日、ある1人の子が絵本を膝の下に2冊入れて手に持った1冊を見ていました。 1冊読み終わったら膝の下からまた1冊出して、手振りをして歌いながらまた1冊見る。これを繰り返していました。 その姿を見て、私の真似をしてるんだなとすぐに分かりました。 絵本を読む時膝の下にいつも絵本を隠して、手遊びとともに順番に登場させながら読んでいるんです。 子どもたちは目の

          主観を入れずに意思を聞く

          今日、給食の時間に別のテーブルから泣き声が響いてきました。 食事を手伝っていた先生がふりかけご飯を混ぜたら、その子が混ぜられたのが嫌で怒っていたのでした。 先日も同じようなことがありました。カレーをご飯と混ぜたら、子どもが怒って食べなくなってしまった。 どちらのエピソードにも共通しているのが、保育士が子どもの意思を聞かずに自分の判断でしたことだったということでした。 いくら幼くても、子どもたちには意思がある。勝手にされたら怒るのは当然ですよね。 子どもたちが十分に言

          自分がしたことは自分に返ってくる

          今日、子どもたちが喧嘩をしていました。 AちゃんがBちゃんに、遊ぼうと言っても「ヤダ!」と言われたと泣いていました。 見ていたCちゃんがAちゃんを仲間に入れようとしたのですが、Bちゃんが頑なに嫌がっていました。 これには背景があります。Aちゃんはいつも、Bちゃんのおもちゃを取ってしまうんです。 一見、意地悪をしているように見えますね。でもAちゃんは意地悪をしたいわけでは無いんです。 本心はBちゃんと遊びたい。でも素直にそれを伝えられなくて、気を引きたくてついおもちゃ

          自分がしたことは自分に返ってくる

          言葉っておもしろい

          子どもたちのかわいいおしゃべりに毎日癒されている私なのですが、今日も面白い発見があったのでシェアします。 日本語って、反対の意味の言葉が全く違う表現になる言葉がありますよね。 する⇆しない               (来)くる⇆(来)こない など。 『出来る⇆出来ない』『やる⇆やらない』など、単純に語尾に「ない」と付け足せば否定語になる言葉はわかりやすいのですが、上記の言葉のように表現が変わってしまう言葉は子どもたちも間違えやすいです。 する→すれない      

          自分らしさを認める

          今の園では、コロナ対策のため合同保育も全園児が集まる集会も行っていません。 なので担任するクラス以外の子と関われるのは月に数回ある早番、遅番の日のみ。 先日、早番で久々に一緒になった幼児クラスの女の子と話していた時のこと。 会話の途中で、その子がボソッと私に言いました。 「○○ちゃんね、自分のこと『私』って言うのが恥ずかしいんだ。だからいつも『ぼく』って言っちゃうんだよね」 私は今までこの子が自分を『ぼく』と言うのは知っていたけど特にそれを指摘したことはありませんで