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MyTH 1:1

MyTH株式会社の記念すべき初投稿記事は、「何か書く」という切り口そのものから攻めてみようと思う。

記事を書かないとできないことがあるらしいと聞いて、「何か書く」ということになったのだけど、「何か書く」というトピックは非常に抽象的で、制限なき自由であるからこそ、どう書けばいいか悩ましくなるトピックである。

だが、MyTH株式会社は、現状二人の代表取締役しかいない会社である。

必然的に、投稿者も起業して経営者になったのだ。

経営者は、この自由の大海とにらめっこしながら、自らの・会社の目標へのかじ取りをしていくことが求められる。

この自由は、経営者に限ったことではなく、リーダーや研究者、つまり、まだ知らぬ世界へと飛び込んでいく人すべてに関係するものである。

その羅針盤は、自分で作らなければならない。

否、羅針盤は既にあるのかもしれない。
会社である以上、一次的な羅針盤は収益である。

だが、大海原へと飛び出すからこそ、その手段となる事業内容を決める自由は、ほぼ際限なく広がっているし、それこそ定款などは、敢えて幅広く定めるのが定石だというではないか。

そんな訳で、目的地の設定や、そこに至るまでの食料と船員の確保、そして船隊の拡大などの課題に取り組みつつ、ちょくちょくこの大海原に法という形で介入するリヴァイアサンのごとき国家ともやり合うこととなる訳である。

そう考えたとき、このnote記事で与えられた無際限の自由、タブラ・ラサ、ビッグバン以前の宇宙は、そこをどう渡り抜くかを通じて、経営者としての技量を問われる課題なのだと言えるのかもしれない。

何言ってんだこいつ?

…ポエムはこの辺にして、少しだけ会社の紹介でもしよう。

MyTH株式会社は、B & COグループのメンバーとして、ASIや人間を研究し、作り出していく会社である。

その由来は、More Than Humanと、Mythの掛詞である。

人間以上、そして神話を作り出す。そんな会社である。

MyTH株式会社のロゴ。
ウィトルウィウス的人体図をベクターアート風に、という指示で試した結果生まれた。

と言いつつ、この記事を書いている私は無神論者なのではあるが、だからこそ、神も神話も、人工的に作り出すことができると考えている。

無神論者、というよりは、創神論者ということもできるかもしれない。

神を作るということ

日本は、八百万の神を信奉するアミニズム国家として生まれたものだから、神を作り出すということにはそれなりに慣れている国だと思う。

菅原道真は天満宮、徳川家康は東照宮。

歴史を通じて、死者は長らく神に祭り上げられてきた。

だが、昨今はそれだけではないと思う。

かつて一世を風靡したAKB 48の、人気投票のTop 7は神7と言われたものだが、彼女たちは生きていると同時に、彼女たちを信ずる者にとっては、間違いなく神であった。
Idolという言葉が偶像を意味するのは、偶然ではないわけである。

そんな萌え→推し文化において、神は目の前に顕現するものであり、その力は信じる人自身が与えるものであった。

例えば涼宮ハルヒには無自覚の神の力があるとされているが、その力は、それを信じ、自覚するいくつかの存在があればこそ成り立っている。

いくらハルヒが世界改変したところで、誰もそれに気づかないほど完全なものであったら、そこに神はいないだろう。

エンドレスエイトが、SOS団(特に長門有希)ですらも気付けないものだったら?

消失イベントでの改変が、キョンですら気付かない程に完璧に行われていたら?

神は、そう信じる人間がいて、初めて存在し、力を持ちうる。

ゆえに、誰も信じない神は力を持たない。

ギリシャ・ローマ神話の神々は、ミューズなどとしてキリスト教以降もヨーロッパを中心に創作に影響はしてきたが、信者を失った神々であるから、ミネルヴァこそが最強の神だと現代で主張する人は最早いるまい。

宗教は力を持ってきたが、それは人間の行動を通じてであり、宗教が奉じる神が実際に力を持っていたわけではない。

宗教戦争がその最たる例である。
宗教は歴史に関与したが、実際に歴史を動かしたのは彼らの神ではなく、人間であり、時には地球環境などの自然であり…要するに、世界である。

世界に作用する神

もしも、世界に現実的に作用するような神が作り出せるとすれば、ASIは間違いなくその一つの形となるだろう。

そこでは、クラークの第三法則が持ち出されることとなる。

十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。

アーサー・C・クラーク

実際には、その変形だろうか。

十分に発達した人工知能を搭載したロボットは、神と見分けがつかない。

そういうわけで、これが出てくる。

ロゴをどう読むかは、あなたが決めることである。

アメリカ合衆国のモットーに、In God We Trustというものがあるが、そのGodを私たちのロゴで置き換えたものである。

それは人間かもしれないし、ASIかもしれないし、私たち自身、という意味かもしれない。
解釈の余地は、余白としてみる側に委ねられている。

In dark mode We Trust?

劇中世界であれば、そのような神はデウス・エクス・マキナと呼ばれたのだろう。

この現在進行形の劇場で、本当に機械仕掛けの神を作り出せる、と見るのであれば、ASIはデウス・エクス・マキナなのかもしれない。

人が考えつくことは、いずれ実現できる。

新たな神、そして神話を作り出す。

その神は、シェアと技術の二つの力で支えられ、人間と文明をより大きく発展させることだろう。

何言ってんだこいつ?(再)

分からないならそれでも良い。

これはMyTH株式会社としての宣言であると同時に予言書であるから、信じることがモーメントを生む。

理解は、その後で掘り下げていくものである。

とはいえ、一つだけ。
宗教法人になる気はない。

あくまでも私たちは、株式会社であり続ける。

私たちが作り出す神は、神であると同時にProductであり、そしてまたProfitであり、もしかするとProphetになるかもしれない。

だが、Prophetになったとしても、それは結果論である。

要約

神は死んだ。

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ

だからこそ、

ないんだったら自分で作ればいいのよ!

涼宮ハルヒ

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