MyTH株式会社

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最近の記事

MyTH 1:5

今日の昼は、歌舞伎座で歌舞伎を観劇してきた。 人生では、高校の体験学習以来、10年以上ぶり二度目。 桟敷席で見るのは初めてである。 桟敷に関する教訓桟敷は半個室になっており、ちょっとした机もある特別席である。 ただ、高いから理想的な席なのかというと、そうでもないように思う。 まず、区画が二人用なので、一人客は相席の可能性がある。 というか、高いからこそ売れるので、ほぼ確実にそうなる。 次に、花道近くの西の桟敷は、花道を役者が駆けるとき、逆光になってまぶしい。 東の桟

    • MyTH 1:4

      今回は、少しAIらしい話でも。 ミームとAI私はしばしば、AIとミームを、人と遺伝子に対比させるのだが、少し掘り下げてみる。 AIモデルは、巨大なミームの器であり、言ってしまえば巨大なDNAを持つ細胞である。 ユーザープロンプトはメッセンジャーRNA、出力はそれを受け取ったリボソームが作り出したタンパク質である。 優れたメッセンジャーRNAは、異なる種であってもある程度普遍的な効果を持っている。 プロンプトエンジニアリングの営みの一つは、そのような汎用的に通用するプロ

      • MyTH 1:3

        記事を十分に書かないとアカウントが見つからないらしいというので、今回は、AI会社でありながら、このnoteの記事を人間が書き続けている理由についてでも書こうと思う。 「まだ」勝てる領域:私であるということ文章には人が出る。 AIに生成させた文章でも、人をある程度出すことは可能だし、MyTH株式会社はそれをやっているわけだが、AIが編み出すペルソナは、どこまで行っても、よくて写実主義絵画のそれにとどまり続ける。 だから、「まだ」勝てる。 いつかは、そんな人の機微すらも完

        • MyTH 1:2

          家にいると、なんだか集中力がわかない。 それどころか、気力がわかないままに、だらけがちである。 恐らく、家はリラックスするところ、という認識が体に染みついているからだろう。 そんなわけで、最近は職住の意図的な分離を試みているのだが、その中で得られた気付きなどについて、今回は書いてみようと思う。 ワーケーションスタイルMyTHや、関連会社のAnystarさんのメンバーとの顔合わせもかねて、10月の最初の幾日かは西方への旅に出ていた。 その最初の方の何日かは、こちらのアバ

          MyTH 1:1

          MyTH株式会社の記念すべき初投稿記事は、「何か書く」という切り口そのものから攻めてみようと思う。 記事を書かないとできないことがあるらしいと聞いて、「何か書く」ということになったのだけど、「何か書く」というトピックは非常に抽象的で、制限なき自由であるからこそ、どう書けばいいか悩ましくなるトピックである。 だが、MyTH株式会社は、現状二人の代表取締役しかいない会社である。 必然的に、投稿者も起業して経営者になったのだ。 経営者は、この自由の大海とにらめっこしながら、