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まいたく名画座No14 - オマージュ
どうも、まいたくです。
今回、14回目のまいたく名画座の上映となります!🎥
本日上映される映画は、、、、
『オマージュ』 です!!
![](https://assets.st-note.com/img/1717402229114-NDCficBOH0.jpg)
◇監督・キャスト&あらすじ
原題:Hommage
制作年:2021年
制作国:韓国
監督:シン・スウォン
キャスト:※太字 主人公
イ・ジョンウン
クウォン・ヘヒョ
タン・ジュンサン 他あらすじ:
ヒット作に恵まれず、予算的に新作を撮ることもままならない、女性映画監督のジワン。そんな彼女に舞い込んできた、過去の映画の修復をする仕事。
その仕事が、ある女性の人生に触れ、また、その家族や関係者のもとを訪ね歩くうちに、自分自身の人生をも見つめなおし、新しい一歩を踏み出していく。
◇感想
私まいたく、いつもの情弱っぷりで、今回も映画のチラシ程度の情報で本作を鑑賞したのですが、、、
いやぁ、、とても良い映画でしたね・・
チラシのイメージだとロマンス要素多めのファンタジーかなと思っていたのですが、ある意味嬉しい誤算でしたよ。この映画。
どっちかというと、この作品は「韓国社会における働く女性の苦労や生きづらさ」が浮き彫りになっていて、それでもなお、自分の夢に向かってひたむきに努力することの大切さを教えてくれる映画だと思います。
あまりジェンダーで区別はしたくないのですが、この作品は、女性の方がより共感して楽しむことが出来ると思います。
で恒例の、注目ポイント、張り切って行ってみましょー!
ではいく!
◇映画の見どころ
働く女性として生きることの困難と喜びに注目!
本作の主人公であるジワンは、映画監督という顔を持つだけでなく、妻や息子の母親という、日常生活としての側面も持ち合わせていますが、(日本もまだ、多少あるような気がしますが)韓国社会に根強く残っている「女性が家庭に入り、家族を守る」という文化や、女性特有の疾病による苦労なども、物語が進むにつれて、表面化してきます。
こういった、性別が違えばある程度は楽に乗り越えられるような困難が、本作では、得も言われぬ、空気のような存在として、終始、ジワンの周囲に漂っています。
ただ、そのような中、過去の映画の修復をする仕事を得たジワンが、その仕事を通して、今よりもっと厳しい状況の中で生きてきた、ある女性の奮闘と苦労、そして、栄光と道半ばで断念した無念や挫折、などに触れることで、自分自身の人生を見つめなおし始めます。
さらに、その女性の家族や関係者のもとを訪れ、最後には文字通り「欠けていたものを繋ぎ合わせる」ことで、新たな一歩を踏み出していくことになるのです。
その点が、本作の重要なポイントだと思います。過去と現在の情景の変化に注目!
本作は、逆光の使い方が非常に印象的な映画だと思います。
で、なんで、いきなり映像面の話になったかというと、私まいたく、逆光のシーンが、大体、ジワンが映画の修復のために、その関係者に会いに行く際の、いわば「過去」に関係する場面、を強調しているように感じるんです。
逆光の効果により、ノスタルジックな印象を強め、また過去の時代が、煌びやかで、大変だけど希望に満ちた、古き良き時代であったような、そんな雰囲気にさせてくれます。それが非常に上手いなぁーと思います。
それとは逆に、ジワンの日常の生活、いわば「現在」の場面にはそういった逆光などは使われず、暗いとまでは言いませんが、何か平凡な、平坦な、ありきたりな印象を感じました。
そういった、過去と現在での光の当て方といった映像面での変化も、注目していただけると、面白いかと思います(^^)
なお、これは余談で、かつ、完全に私見なのですが、私まいたく、「過去」に相当する場面で非常に切なく、悲しく感じたことがあるんですよ。
それは、それぞれの方の話のなかで、ジワンが「あること」について聞くと、ほとんどの人がネガティブ、それも相当なネガティブな返答をするんですよね。。それが本当に切ない。
今まではとても楽しく、夢を見るような目で話していたので、そのギャップが、より切なさを強調しているように感じます。切なさというより「寂寥感」といった方が正しいかもしれません。
しかし、この点については、私の思い込みかもしれません。
しかも、ちょっとクイズ形式っぽくしちゃったので、無視してもらっても全然OKです(^^;)
ただ、もし気になるようでしたら、注目してもらえると、嬉しいです(^^)
![](https://assets.st-note.com/img/1717402277963-dq9RGBOJPl.jpg)
◇Next step
ということでいつものNext stepです。
この映画を観たら、次はこちらを観てはいかが?(^^)
パラサイト 半地下の家族
言わずと知れた、超有名な作品ですね。
2019年・第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞した作品で、本作の主人公イ・ジョンウンも出演しています。
、、、が、この超有名な作品、私まいたく、まだ未鑑賞です・・('Д')
曲がりなりにも映画紹介している人間が、こんなんじゃイカン!ということで、私自身の戒めのため載せておきます(^^;)
まだご覧になっていない方はぜひ!あのこと
こちらは女性の人権といった観点でのご紹介。
フランスにおける、妊娠中絶の是非を問う物語のようです。
こちらも私はまだ鑑賞していないのですが、前々から気になっていた作品でもありますので、みなさまにも紹介しておきます。
以上、Next step(という名の私の備忘録)でした!
◇おわりに
今回は「オマージュ」を紹介しました!
うん、とてもいい作品でした!この映画(^^)
女性の人権問題のような、比較的深いテーマを扱っているにも関わらず、さわやかな感動を覚えるような映画って、今まであまり観たことが無かった気がするので、そういった意味でも新鮮でしたしね。非常に良作です。
ということで、いつものちょっとしたコメントをば、、
まず、本作のエンドロールがね、非常に凝ってたんですよ。
思わず「おー!」って言ってもうたくらいなので、ちょいネタとして気にしておいてください(^^)
あと、主人公ジワンの片腕役の女性がいるのですが、誰かに似てるなーと思って見てたんですけど、、、
、、「木南晴夏さん」に似てる気がします!そこ、注目ポイントです!!
、、はい、どーでもいいね。。尺埋めしたかっただけさ・・すまん・・('Д')
ということで、この映画に対する感想などありましたら、コメント頂けると幸いです。(でも、ネタバレはやめてね(^^;))
以上、ご愛読ありがとうございましたー!!