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美術館紹介 No.1:DIC川村記念美術館 vol.1
どうも!まいたくです。
そういや、私、自身の紹介に「スキなこと:音楽、映画、美術、野球などなど、、」とかのたまっておきながら、音楽や映画ばっかりにかまけて、「全然美術系記事を書いてない!」ってことに気づきました。。
アンパンマンを書くと、独自のタッチにより、それを見た赤子が泣き出し、挙句の果てに飼い犬にすら威嚇吠えされるであろう、絵画における、絶対的な負の才能を持つ私ですが、、
、、、本当に絵画が好きなんですよ。鑑賞する分には(^^;)
ただ、特に、今までの人生で芸術系統の学習は小学校~大学までの一般的な知識のみですし、美術館に行っても自分なりの解釈で鑑賞しているので、かなり独自性が強い紹介になるかもしれません。
そういった意味で、特に美術に精通されている方などは、ぜひコメントなどでご意見を頂けると、ありがたいです。
と、前置きが長くなってしまいましたが、今回は美術館紹介企画第一弾として「DIC川村記念美術館」を紹介します!!
◇美術館 概要
1.基本情報
・所在地:千葉県佐倉市
・開館:1990/5/2
・専門分野:現代美術、西洋絵画
・美術館HP:
2.概要
ここ、私が一番お気に入りの美術館です。本当に素晴らしい。
とにかく、落ち着くんですよ。。
千葉県佐倉市の郊外で、かつDICの総合研究所の敷地内というロケーションのため、周囲は静かで、非常に開放的です。
また、庭園も非常に広いので、仮に美術館の中に入らずに、庭園や美術館の外で森林浴をするだけでも、すごく贅沢な時間を過ごすことが出来ます。
普段、仕事や家事など、日常的に知らず知らずストレスを抱えている人が多いと思います。
私まいたくも、仕事でのストレスを癒したり、非日常を感じるためによく訪問する美術館です。ホントいいところですよ。
で、本題の美術館内の作品についてです。
この美術館の作品、とってもバラエティに富んでるんですよ。
館内で保有している作品で、有名どころをざっと挙げても・・・
印象派:ルノワール、モネ、カミーユ・ピサロ
キュビズム:ピカソ、ブラック
エコールド・パリ:藤田嗣治、キスリング
シュルレアリズム:エルンスト、マグリット
その他、シャガール、レンブラント、マーク・ロスコ、フランク・ステラ、ウォーホール、カンディンスキー
、、他にもあるけど、こんな感じです。
何となく聞いたことのある画家さんじゃないですかね?
で、これだけの数の著名な画家の絵があるって、凄くないですか?
といっても、私もそれほど色々な美術館を訪問してはいないので、明言は出来ないのですが、常設展でこのバラエティは結構な数だと思っています。
なので、「美術とか興味あるけど、きっかけが欲しいな?」とお考えの方は、「DIC川村記念美術館」は最適だと思います。
そもそも、私まいたく、この美術館を起点に、気になった画家の他の作品や、同じジャンルの画家の作品を掘っていくことで、美術がだんだん好きになっていったので。
ぜひ、私と同様、何か気になった作品が一つでも見つかれば、まずは良いかなと思います(^^)
ということで、以下、私まいたくが注目してほしい作品を挙げていきますね。
◇注目作品
1.広つば帽を被った男 - レンブラント・ファン・レイン
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本作は当美術館の目玉の一つである作品だと思います。
だって、あまり大きくは無いですが、それでもこの作品のために展示室をひと部屋使ってますので(^^)
※なお、HPにもこの作品の展示に関わる記載があります。それもご参考に。
ただ、その贅沢な展示方法に違わず、すっごい綺麗でリアルな作品です。
詳細の説明は当美術館のHPにあるので、そちらをご覧いただきたいのですが、とにかくリアル。
肌の色や髪の毛、眼、服装(特にレースのところ)など、どれを取っても緻密に描かれていて、すっごい近くで見ても、眼は眼だし、髪の毛は髪の毛なんです。要するに、どの角度から観ても、絵が崩れないんです。(説明下手か(^^;))
とにかく、この作品は全体を観たり、それぞれのパーツをすんごい近く観たりしてみてください。本当にリアルで綺麗なので。
2.睡蓮 - クロード・モネ
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モネが生涯で死ぬほど書いた連作「睡蓮」の一つ。
こちらも、HPに詳細が書かれていますので、まずはそちらをご参考ください。
この作品も綺麗に描かれていますよね。
ただ先ほどのレンブラントと違い、「印象派」というだけあって、何となくぼんやりとした、いわば印象的な雰囲気を出しています。
こちらは、逆に近くで観るとぼんやりしていて、何が書かれているかわからないのですが、遠ざかるにつれ全体が観えてきます。面白いですよね(^^)
3.ダヴィデ王の夢 - マルク・シャガール
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紹介記事ではわからないと思いますが、この作品、めちゃくちゃデカいです!
まず、その大きさに圧倒されます。結構大きな壁面一面に飾られているので、ほんと「デカっ!」って思う(^^;)
他にもこの美術館には同じくらい大きい作品はあるのですが、他の作品は抽象絵画がほとんどだと思うので、こういった人間や動物が描かれていて、これだけ大きい作品は、この美術館ではこれだけかもしれないです。
(違ってたらゴメン・・)
それで、絵の内容なのですが、この絵は、右側にいるダヴィデ王が見ている夢が表現されており、その夢とされる箇所に、人間や動物など本当に様々なものが描かれています。
私まいたくはいつもこの絵を見る際には、それぞれの人間や動物がどういった感情で、どういった行動をしているのかを考えつつ、夢を見ている側のダヴィデ王の人となりを想像したりしてますね。それが面白かったりします。
あとね、よく観ると、なんていえばいいんだろ。。
言い方に語弊があるかもしれませんが、ラクガキのようなものが線で描かれていたりもするんですよね。
シャガールの絵にはよくあるものなのですが、この作品にもあるので、探してみてください。
4.感傷的な対話 - ルネ・マグリット
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ベルギーのシュルレアリズムの画家、ルネ・マグリットの作品です。
私まいたく、実はこの画家さん超大好物なんです(^^)
恐らく画家の中で一番好きですね。この人。なので、紹介しました。
とにかく不思議感満載の画風ですし、本来なら綺麗に並んでいるはずのものが、意図的に歪んでいることで、ちょっと気持ちがざわついたり、何となく不安を掻き立てるような感覚に陥るので、どうしても何度でも観ちゃう。
あと、そもそもこのチェスの駒のような人のようなものはなんだ?って話ですよ。とにかくイメージを掻き立てられる絵を描く作家さんです。
また、この作品はそうでもないのですが、この人の作品って、題名と絵の内容が全くリンクしていないものも多いんです、そういったところも好きですね。
例えば「マグリット 大家族」とか「マグリット 光の帝国」でググってもらえるとわかると思いますよ
なんで大家族?どーして光の帝国?
なんで?なんで?って思うと思いますよ(^^)
5.ロスコ・ルーム〈シーグラム壁画〉- マーク・ロスコ
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最後はこの「ロスコ・ルーム」です。変形七角形の部屋の壁にそれぞれ1点、絵を展示しています。
この美術館に来ると、一番長いこと居座ってしまう場所です(^^;)
でも、実は最初はこの部屋、まったく興味が無かったんですよね。。ただの四角い窓みたいな絵が並んでるだけだし。。
ですが、この部屋って照明も空調もちょうどいい感じで、恐らくちょっと疲れていた時に、この部屋に入った時、何か守られているような、そんな感じがしたんですよ。この絵に、というか部屋に。そこがきっかけかな。。
さらに、何回か通っているうちに、見つけてしまったんですよ。
私まいたくなりの鑑賞の仕方を(^^)
自分の秘密をさらけ出すようで、ちょっと恥ずかしいのですが、、
、、ある時、7つの絵のうちの一つの絵の、真ん中よりちょっと上あたりに、うっすら白くて細い横長の線を見つけまして。。
それが、この部屋の本当の出口のように見えちゃったんですよ。出口の先にある光にように。そこから、もう、想像力が膨らんじゃって(^^;)
ある時はその線が表現する光が大きくなって見えたり、小さくなって見えたり、またある時は、逆側から風が吹いてきて、その風が、線の光に向かって吹き抜けていくような感覚になったり。。
そういう感覚に浸っているうちに、どんどん時間が経過してるんですよ。
この私の鑑賞の仕方が正しいかどうかはわかりませんが、こういった抽象絵画は観るものの想像に従うのが良いはず!と思って、自信を持って長居しています。今は(^^)
◇おわりに
はい、ということで今回は「DIC川村記念美術館」の概要と私がおススメする絵画を5点ほど紹介しました。
実は他にももっとご紹介したい作品があるのですが、思ったより記事が長くなっちゃったんで・・・(^^;)
もし、この美術館の魅力をもっと紹介したい!という欲望が膨らんだら、別途vol2作ります(^^)
いずれにせよ、とっても素晴らしい美術館ですので、まだ行ったことが無い方は、ぜひご訪問ください。
この記事をご覧になっているということは、恐らく美術に興味がおありだと思いますので、少なくとも何か一つは、ご自身なりの素敵な作品との出会いがあると信じております(^^)
ということで、またお会いしましょー!!