まいたく名画座No20 - 大いなる不在
どうも、まいたくです。
今回、久しぶりの名画座、そして記念すべき20回目のまいたく名画座の上映となります!🎥
本日上映される映画は、、、、
『大いなる不在』 です!!
◇監督・キャスト&あらすじ
英題:GREAT ABSENCE
制作年:2023年
制作国:日本
監督:近浦 啓
キャスト:※太字 主人公
森山 未來
藤 竜也/真木 よう子/原 日出子 他あらすじ:
小さい頃に、自分と母を捨てた父が、警察に捕まった。
警察からの連絡を受け、久しぶりに、父との再会を果たした卓(たかし)は、別人のようになった父の姿を目の当たりにし、また、義母が行方不明になったことを知る。
そして、卓は、父と義母との生活と、その二人に、何があったのかを調べ始める。。
◇感想
いやぁ、、この映画は、、
私まいたくとしては、非常に、ツラかったですね・・😓
いやね、私と主人公との境遇などは、全然違うのですが、父と息子の関係性、というかね。。
そういった点で、主人公に、非常に通ずるものを感じた作品でした・・
例えば、本作は、森山さん演じる、主人公の卓が、父親である、陽二役の藤 竜也さんとの会話シーンが結構あるんですね。
で、そのシーンで、陽二が卓に対して、理屈っぽく、そして、ある意味、理不尽なコトを並べ立てるんですが、、、
その際の卓の表情や言動のウラにある心理が、本当に痛いほどわかるんですよ。。
恐らく、みなさまにとっては、何気ない会話シーンも、私にとっては、結構、苦しいシーンでしたね。。
いやぁ、、ちょっと直視できないなー、、みたいな。😥
自分の中の、色んな負の感情が渦巻いてしまって。
そういう意味で、何かドロドロしたものが、込み上げてくるものを感じました・・・
、、、お、ちょっと赤裸々な感じに、なりすぎましたね。。すんません😊
ただ、今回はそういった理由で、少々、卓寄りのコメントが多くなるかもしれませんが、そういった背景がある、ということを、ご理解頂ければと存じます(^^)
と言う事で、見どころに行ってみましょう!!(^^)/
ではいく!
◇映画の見どころ
父と息子の、過去の確執と、作中の関係性の動きに注目!
こちら、あらすじにも少し触れましたが、ある理由で父の陽二は、幼い息子の卓と妻の元から離れ、長い間、別々に暮らしている状況です。
そのような状況の中、ある理由で、卓は本当に長い期間会っていなかった父親の元を訪れるのですが、その際の会話シーンがね、、
全くと言っていいほど、嚙み合わない、、
、、というか、コミュニケーションが、全然成立していない😓
、、そのように、感じました。私まいたくは。。
言葉の端々や、原さん演じる、義母の直美の言葉にもあるように、陽二は息子の来訪を心待ちにしてた、とは思うのですが、実際、会った時のコミュニケーションが、あまりにも一方的でね、、、
個人的な観点になってしまい、ホント申し訳ないのですが、それが、私にとっては非常にツラかったですね、、😅
ただ、警察からの電話をきっかけに、確執のあった二人が再会したことで、彼らの関係性が、新たな展開を迎えます。
二人の関係が、どのように変化していったのか、、、
そちらについては、ぜひご自身でご覧になってください。
これについては、観る人によって、色々な考え方があるんじゃないかな?
、、って思います😊
あと、もう一つ、追加で。
物語の後半に、父の陽二が卓に、許しを乞うシーンがあります。
それは、陽二が、卓に対して、取り返しのつかない行動をとったコトによる許し、なのですが、、
、、この行動が、本当に起きた事実なのか、父の虚構なのか。。
私には、どちらにも取れるシーンだったように思います。
みなさんはどう思いますか??
そちらについて、何か思うことがあれば、コメント頂けると、幸いです😊
陽二と直美の関係性の変化に注目!
先ほどは、父と息子の関係だったのですが、それとは別に、父である陽二と、その妻の直美との関係についても注目です!
と、いっても、このポイントは、本作の根幹部分なのでね。
自然と、入って来る内容だと思います。。😅
で、その内容ですが、確かに、刑法に触れないにせよ、倫理的に問題のある行動だったと思います。
ただ、どんなことがあっても、自分に正直に生きるという、信念や覚悟、そして、心から愛する気持ちなどが、とめどなく、溢れてしまったならば、、、
倫理観を超えることがある、というのも、頷ける気はします。
ただ、もし、ただの欲望、ならば、私は絶対に許さないけど。決して。。。
そして、そういった形で、手に入れた2人の絆が、どのような結末を迎えるのか?
ぜひ、注目して頂ければ、と思います😊
森山さんと藤さんの圧倒的な演技力に注目!
もう、これはね。。映画をご覧になった瞬間から、みなさんの五感に飛び込んで来ると思います😊
もうね、、圧倒的な演技力ですよ。。
藤さんは、同じ人間にも関わらず、ある意味二重人格のような、高難易度の人物を、見事に演じていますし、一方の、森山さんは、逆に、喜びの感情を、削ぎ落としきった、いつも緊張をはらんでいるような、演技。
そんな、2人のぶつかり合いが凄かった。
正直、ただの会話シーンでも、物凄い緊張感に溢れていてですね、、
空恐ろしさを感じ、鳥肌が出ました。。
あと、森山さんに関しては、印象的なシーンがもう一つありまして。
彼演じる、卓が、唯一笑顔を見せる場面があります。
私まいたく、その笑顔がすんごい印象的で、かなり気になりました。
その笑顔が、何を意味するのか?
、、を、色々と考察してみるのも、面白いと思います😊
◇Next step
はい!ということでいつものNext stepです。
この映画を観たら、次はこちらをどうぞ!(^^)
コンプリシティ/優しい共犯
こちら、2018年に公開した、近浦 啓監督の長編映画デビュー作です。
日中合作の映画で、本作に出演している藤 竜也さんも出ています。
私もまだ未視聴なのですが、よろしければ、みなさまもぜひ😊
アンダーカレント
こちらは2023年に公開した、真木よう子さん主演の映画です。
本作にも出演している、真木さん主演の映画で、私も、前々からちょっと気になっていた作品です。
ご興味があれば、こちらも手に取ってみてください(^^)
◇おわりに
はい!今回は「大いなる不在」を紹介しました!
いやぁ、、これは、、正直、苦しかったですね。。😓
ただ、その反面、この映画を鑑賞して、本当に良かった、とも思っています。
個人的な観点でのコメントになってしまい、非常に恐縮ですが、、、
自身のトラウマであったり、意識的に避けてきた負の感情、などに対しては、そのままにしておかない方がいいかな、、と😓
そして、少なくとも、自分の中で、ある程度消化するよう、勇気をもって立ち向かうことは、必要なんだな、、、
と、思うようになってきました。
そうじゃないと、生きづらさや、それに伴う息苦しさが、ずっと、続いてしまうので。。
そろそろ、そういう時期が来てるんだろうな。。キツいけど、がんばろ。。
、、うーん
、、今回は、ちょっと個人的なまとめになりすぎましたね・・スマン..
まあ、こういったコトも、たまにはあるということでね、、😅
暖かく見守って頂ければと思います。
ということで、この映画に対する感想などありましたら、コメント頂けると幸いです。(でも、ネタバレはやめてね(^^;))
以上、ご愛読ありがとうございましたー!!