アラフィフ女の心のつぶやき その3
以下は全て私の妄想、フィクションです。
ちょっと元気を取り戻すためのコーピングとして妄想してます。
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黒岩!黒岩!
私は執事を呼んだ。
なんでございましょうか。
聞いてちょうだいっ!
はい。
あなたが休みの時にしか、ワクチンを打つ予約が取れなかったのよ!!
申し訳ございません。
ワクチンを打ったら、すぐに気分が悪くなって、プチショック状態で、大変だったのよっ!
そうでしたか。
血圧が下がって、気分が悪くなったみたいで、病院で横になって、しばらく寝ていたらおさまったけど、、、怖かったわ〜
それは大変でございましたね。今ここにこうして、生きておられるのは、大変ようございました。
そうなのよっ!
考えてみたら、予防接種なんて、子どもの時以来、ろくに受けてなかったのよ!
インフルエンザのワクチンも、打ってなかったのよ!ワクチンはあまり好きじゃないのよ!
でも、でも、家族のことを考えて、打つことにしようかと思ったの、調べてみたらネットには、アナフラキシーショックで、血圧が下がることもあるとわかったから、プチショックだろうと、分析したのだけど。
おそらくそうでございましょうね。
私からしたら、なんだか、中途半端な気持ちで受けたからこうなった気もして。2回目はもうやめようかと思っているのよ。夫も、そんなにこわいならやめてもいいと言ってくれて。
カンタービレさまは、ご主人様のことを気にされていたのですね。
そうよ。気を使うわね。養われているって感覚が常にあって、自分が何も役に立ってない気がするのよ。夫の顔色をみてしまうのは、確かにあるわっ!
カンタービレさまがご主人様を気遣っておられることを、黒岩はわかっておりますよ。
でも、死にたくないわ。死ぬ気で、ワクチン打つのも、変な気がするのよ。そしたら、主人が、そんなにこわいなら打たなくていいと言ってくれたのっ!
許可をもらえたのですね。
意外だったわ。だから、もう2回目はやめておこうかと思うのよ。中途半端な私の気持ちが外に展開されたみたいに思えてねえ。
なるほど。ご自身の本音と、ご主人や周りへの気遣いとの葛藤があられたのですね。接種はしたくない、でも、周りのことを考えると、打った方がいいのではないか、と、半々だったのですね。それが、そのまま、外に現れたと。
そうなのよっ!よく、言いたいことをわかってくれるのねっ!
黒岩はカンタービレ様のお気持ちを感じ取るためにここにいるのですから。でも、2回目をやめるというのも、勇気がいるのですね。決めかねておられるような。
そうね。
いろいろ考えてしまうわ。。。三週後だから、もう少し考えてみようかと。私の本心はどこにあるのか。
納得できるといいですね。
そうね、迷ってばかりだわ。
最近、自信が持てないのよ。
身体の疲れから、心も弱っているのかしら。自分の判断がそれでいいのか、わからなくなるの。
それで、外から揺さぶられる体験をされているのかもしれませんね。本音がどこにあるのか、見つめ直すために。
黒岩、あなた、なんだか、私を面白がってない?
滅相もございません。面白がっているなど。
黒岩は否定したが、目が笑っているように、カンタービレには見えるのだった。
続く
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#もし願いが叶うなら