森見登美彦さんの著作『有頂天家族』
久しぶりに森見ワールドに入り込みました。
相変わらず、適度ないい加減さが最高。
読書感想文の内容は以下の通りです。
・口癖は「面白きことは良きことなり!」
・狸、天狗、人間が入り乱れて…
・「下鴨家」と「夷川家」
・弁天は「鈴木聡美」
読書感想文に入る前に、森見登美彦さんの『四畳半タイムマシンブルース』を紹介します。
あらすじ
あらすじは、いつものようにAmazonを利用。
登場キャラクター
登場人物…ではないので、登場キャラクターは、Wikipediaを利用。(人間も登場します)
面白きことは良きことなり
いい言葉ですね。
この言葉は、下鴨総一郎の言葉。そして『有頂天家族』の主人公、下鴨矢三郎の信条。
いい加減にして最高に感動する『有頂天家族』は、「面白きことは良きことなり」を基にして物語が展開します。
私も信じます、面白いことがいいことに決まっていると。
狸と天狗と人間
『有頂天家族』の世界は、狸と天狗と人間を中心に物語が進行します。(カエルもいたりする)
森見登美彦さんらしいというか、奇想天外ですね。そのいい加減さが大好きなんですけど…
狸が主人公ですから、まずは狸について書きましょう。
登場する狸は二つ家族が中心で、「下鴨家」と「夷川家」が存在します。
狸の名門「下鴨家」と「夷川家」
「下鴨家」と「夷川家」、この二つの家が狸の中心。特に「下鴨家」は狸の惣領です。
しかし当主である下鴨総一郎が、とあることに巻き込まれ「狸鍋」にされてしまうんです。
そこから「下鴨家」の没落が始まります。
そこで「夷川家」が幅を利かせてくるわけです。
とはいえ「夷川家」の当主である夷川早雲は、下鴨総一郎の実弟。
つまり、骨肉の争いなんですよね…
ありがちな話ですが、なんとか仲良くできないものですかね。
大天狗の如意ヶ岳薬師坊
「如意ヶ岳薬師坊」たいそうな名前を持つ大天狗は、四畳半のアパート「コーポ枡形」に住んでいます。
通常は「赤玉先生」と呼ばれている。
なぜ赤玉先生かって?
多分、赤玉ポートワインが好きだからでしょう。
下鴨家一族の狸は、赤玉先生の教えを受けます。つまり、師弟関係です。
ただの飲んだくれに見えますが、「如意ヶ岳薬師坊」というくらいだから凄いんでしょうね。
そんな赤玉先生は、弟子の一人である弁天が大好きです。
弁天と呼ばれる「鈴木聡美」
さて、いろんな意味で問題の天狗…いや人間である弁天と呼ばれる「鈴木聡美」
この弁天、めっちゃ問題人物。赤玉先生を引退に追い込んだり、「金曜倶楽部」のメンバーだったり…
「金曜倶楽部」とは?
これを書いちゃうと重要なネタバレに繋がってしまうので自粛します。
赤玉先生は弁天に引退させられたのに、弁天のことが好きなんですよね。(その気持ち分かる気がする)
「金曜倶楽部」について、ちょこっとだけ触れると…
この「金曜倶楽部」は、下鴨総一郎(下鴨家当主)に大きく関わってきます。
詳細は『有頂天家族』を読んでください。
『有頂天家族』のまとめ
今回は『有頂天家族』の読書感想文を書きました。
いい加減にして波乱万丈。そして感動してしまう物語です。
一度読んだら(聴いたら)森見ワールドにハマってしまうかもしれませんよ。
読書感想文の内容は…
・口癖は「面白きことは良きことなり!」
・狸、天狗、人間が入り乱れて…
・「下鴨家」と「夷川家」
・弁天は「鈴木聡美」
弁天の妖艶な魅力にそそのかされて引退に追い込まれた「赤玉先生」
それでも弁天のことが好きなんですよね。
その気持ちよく分かる。
ドS的な女性って惹かれます。イジメられたい…みたいな感じかな。
最後まで読んでいただきありがとうございました。