フラペチーノはいつだってショート
注:「期末テストとフラペチーノ」を未読の方は何が何だかわからないと思うので、先に読んでいただくことをお勧めします。
→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18872895
こんにちは。みゅーです。
期末テストが終わりました。長かった。
うちの学校は、三学期は中間がなくて、最後に学年末テストがあるので、今回が17歳最後の期末テストでした。(学年末テストとは名前だけで、実質三学期期末テストなんですけどね。)
私は、定期テストが大好きでした。
大した頭脳を持ち合わせていないこんな私でも、簡単に点数が取れてしまいます。お友達も褒めてくれます。そして、基本的に自分のことを否定するように出来ている私の脳みそは、私よりも遥かに良質な頭脳を持っているお友達に褒められると、とても悦びます。しかも、テストの日は学校が早く終わるし、授業受けなくて良いし。そんな感じで定期テストは好きでした。
高校生になって、周りが評定よりも受験を重視するようになりました。
以前よりもさらに、定期テスト用の勉強をしないようになりました。
塾のテストや宿題を優先して、欠点にならないギリギリのラインを攻め始めました。(鉄〇会の人達は中学の時からお構い無しでやってましたが、それでも酷くなったように思います)
そんな周りのお友達に逆行して、私はずっと、定期テストに真面目に取り組んでいました。捨ててしまうのは、教師や親、そしてその学校を選んだ他ならぬ自分に対して失礼な気がして、出来ませんでした。それが何であれ、低い点数をとる自分が許せない気持ちもあったと思います。だから、どの科目であれ、捨ててしまう人のことは「おぞましい」と思っていました。単純な作業なのに、好きじゃない、とか、選択しない、とか言って、12点とか4点とか取ってきて。正直、マトモじゃないなと思っていました。
マトモじゃないのは私の方だということは、誰も教えてくれませんでした。私の方が点数が良くて、評定も高くて、真面目だったからだと思います。
それでも、どう考えても「おぞましい」のは私の方です。
私の志望校的に現社なんて一生使わないし、化学なんていつなんの役に立つか、全然分かりません。それでも勉強してしまう。そこそこの点数が取れてしまう。つまらない人間だな、と思いました。評定とか、点数とか、あくまで他人に評価基準を委ねてしまって、その物差しを満足するために、なんだかんだ苦行をやってしまう自分が、恐ろしくなりました。
やりたくない事は、やらない。使わないものは、学ばない。
人間として、至極真っ当なことだと思いました。
17歳にはやりたくない事、効率の悪いこと、勝算の薄いことをやっている暇は、そもそもありません。狂っているのは、私の方でした。私は、自分だけの1秒を、よく分からないものの為に消費して、なんて矛盾した生き物なのだろうと思いました。
期末テストが、好きな自分が、嫌いになりました。
期末テストも、嫌いになりました。
そんな私ですが、私によく似た(と私が勝手に思っているだけの)アイドルを担当していました。ミステリアスアイズのおふたりです。
詳しくは割愛しますが、他者の評価の為に、時に自分すらも騙すような嘘をつきあってきた2人は、私と通ずるものがありました。
(詳しくは「私とPretty Liar」でいろいろ書き散らかしてます。よければぜひ。)
私と真逆のアイドルも知っていました。浅倉透さんです。
浅倉さんについては、歴が浅くまだまだ理解が薄いのですが、断片的な情報を、それこそ共演者くらいの知識量で繋ぎ合わせて私の脳内で完成した彼女は、私と全く逆の生き方をしているように見えました。刹那主義という言葉がありますが、それに近いような気がします。
なんとも自分本位で、マイペースなアイドルだな...。でもショートカットで顔はめちゃくちゃ好みだ...。巷では1人ミステリアスアイズとか言われてるみたいだし...。そんな感じで少しづつ浅倉さんを気にかけるようになった私は、こうも私と似ていない生き物がいるものかと恐ろしくなりました。
そして、これまた断片的な情報だけを頼りに、彼女に憧れるようになりました。いずれ浅倉さんについてはしっかり理解を深めたいと思っていますが、もう少し人生の早い段階で出逢っていたら、私の人生めちゃくちゃにされてたと思います。幸か不幸か、って感じです。
私にとって、期末テストは、他人本位で、不自由で、つまらない、「規制」とか、「制度」と言ったものの象徴です。自分にとって、17歳の、最後の期末テストが始まろうとしているそのとき、私は、どこかで同じ時を過ごしていて、恐らく期末テストを真面目に受けようとしてしまうだろう速水さんに、期末テストを受けて欲しいなと思うようになりました。同じ時を過ごしているのに、逆並行を行く速水さんと浅倉さんを、戦わせたくなりました。高垣さんは好きなので登場してもらうことにしました。
フラペチーノのレシピです。
(ところで、私の文章、全体的に暗くないですか?大丈夫かな?
大江健三郎とか、安部公房とか、大好きなので、そのせいかは分かりませんが、よく暗い文体だねとか言われます。当初の予定に反して辛気臭くなってるので、ここからは、内容はともかく、口調は明るくいきますね。)
今から「きまフラ」(致命的にダサい!)の悪口を言います!
まず、1番ダメなのは、SS詐欺してるところ!
これ、完全に私小説です。速水さんが何するかな〜、みたいな話になってない!全部私の話!自分を速水奏だと思ってる精神異常者!速水さんのheavyで、私に通ずるところだけちぎってきて、それに餌を与えて大きくしてる感じ。こんなん全然違います。SSを語るな!
2つめ!アイドルに失礼!
私が使いたい、使いやすいところだけ抜いてくるなんて、そんな失礼なことありません。そもそもアイドルを理解した気になってるのもヤバいです。
3つめ!内容がゴチャゴチャしすぎ!
期末テストから無理やり広げすぎです。てか、アイドル期末テスト受けるの?ムリじゃね?(芦田愛菜さんとかどうしてたんだろう、普通に気になる)
他にもたくさんありますが、心が痛くなってきたので辞めます。以上、リスカタイムでした。
それでもせっかく全編書いたんで、少しだけ褒めます。
1つめ。初めて書いたにしては、皆様好意的に捉えて下さったのか、優しい感想をいくつも頂いて嬉しくなりました。本当にありがとうございます。お陰様でリスカの手も止まりました。
2つめ。作品自体が、私の「フラペチーノ」になったこと。
期末テスト前日にゼロから執筆を初めて、投稿まで1週間弱かかりました。初日の数学に始まり、2日目の現社、3日目の英語1と4日目の化学、生物。「きまフラ」の尊い犠牲となった皆様です。凄い事故率。今までだったら考えられません。執筆活動(と呼べるか分かりませんが)を通じて、初めて意識的に期末テストの科目を何個か捨てに行った私は、またひとつ、自由になれた気がします。(それにしても、ここまで崩壊する予定じゃなかったんだけど、おかしいな...。)
なんにせよ、とても楽しかったです。採算の取れないことをするのって、楽しいし、若いですよね。17歳なので。1回くらいやっちゃっても許されると思います。冬休みはちゃんと気合い入れて勉強します...するよね?するはず、するに違いない、しないわけがないもんな。
何事も、ほどほどが肝要ですね。
最後にこんなことを書くのはアレですが、もともとこんな文章を後出しするつもりはありませんでした。なんでこんなのをだしてるかというと、「言い訳」ですね。あまり綺麗な理由ではないです。
投稿した後2日間、色々なことを考えました。先に述べたように、SS風を装っておきながらバチバチ私小説の色が濃いですし、速水さんにも浅倉さんにも高垣さんにも、失礼なことをしたと思っています。本当に、申し訳ない限りです。二次創作を否定しているわけではありません。皆さんは皆さんの方法で折り合いをつけているのだろうと思いますし、それが正しいのです。私が苦手なだけです。だから、多分もう当分はSSみたいなやつは書かないだろうと思います。考察系の畑を耕しにに帰ります。とか言ってて、またゴリゴリ書いてたらすみません。許してください、人は変わるものなので…。
あとは17歳、担当と同じ年齢で何か形に残るものが欲しかったから、というのもあります。
私は大概つまらない人間なので、来年は受験勉強で身動きが取れません。その間に、また何か反動が溜まったら、それを文字に昇華したいと思います。
最後に、ここまで、支離滅裂な文章を2つも(!!)読んでくださり、本当にありがとうございました。ショートサイズのフラペチーノでしたが、暇つぶし程度にはなれていることを願うばかりです。