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バイロゲイザー
2022年2月20日 03:49
溜まっていた書類を片付けていると、後ろから肩を叩かれて飛び上がってしまった。慌てて振り向くと、よく知った怖い顔の人が立っていた。警部だ。「県道○○号の事故の調査に行ってくれないか?」いくらなんでも唐突が過ぎる。疑問形ではあるが拒否権などない。「どういう事件なんですか?」「まだ事件かどうかはわからん。詳しくは交通課の岩田に聞け」「交通課ですか?ならなんでうちに?」われわれ一課とはそれほ