シェア
バイロゲイザー
2020年2月22日 00:00
これは「雪の山荘で」のいわば中盤戦です。最初にここを見ても意味がわからないと思われますので、雪の山荘で1 から読んでいただくことを推奨します。静寂を破ったのは談話室に置いてある鳩時計だった。全員が慌てて時計の方を振り返ると、十時を指していた。特に大きな音でもなかったのだが、何も音がしない中においては、爆音にすら思えた。それに押されたかのように大森さんが立ち上がった。「どうしたんですか?
これは「雪の山荘で」のいわば終盤戦です。最初にここを見ても意味がわからないと思われますので、雪の山荘で1 から読んでいただくことを推奨します。私の、いや全員の眠りが一つの絶叫によって終わりを告げた。同時に目を覚ました真希と顔を見合わせ、ドアを開けて二人で廊下を覗き込むと、葵も同じようにしていた。廊下に出て、階段の前で葵と優子と合流すると、「どうした!?何かあったのか!?」という大声が
2020年2月21日 23:59
解答編まで合わせると全部で2万字ぐらいあったりするので、お時間のあるときに気合入れてお読みください。「おはよう。よく眠れた?」目を覚ますと、真希がいた。あぁ、そうだった。真希と旅行に行っていたんだった。寝起きで頭が働いていないせいか、どうでもいいところで納得する。前述の通り、恋人(とまだ呼べるほどの関係ではない。これを機に関係を深められたらいいのだが)の真希と旅行をしている。残念ながら