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【体験談】年末に函館本線 小樽・長万部間(山線)に乗ってきた 後編
この記事は、上記の記事の後編になります。前編、中編をご覧になっていない方は、下記リンクからご覧いただければと思います。
※ 本記事は、2025年1月14日時点の情報を基に執筆しています。
8 目名駅から長万部駅まで
目名駅(S28)
木造作りのかなり立派な駅舎のある駅です。駅前に大きめの郵便局がありますが、それ以外に目立った施設はありませんが、完全な無人地帯というわけではないようです。
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熱郛駅(S29)
駅名は「ねっぷ」駅と呼びます。ここは一応駅前通りはありますが、ほぼ人の気配は感じませんでした。2016年までは、この駅から長万部を結ぶ通学用の区間列車があったようですが、その列車もなくなりました。
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黒松内駅(S30)
黒松内町の中心駅で駅近くに役場がある駅。昔は寿都鉄道との接続駅だったようです。この駅で、長万部方面から来た倶知安行きと交換待ち。1日4本しかない区間での交換待ちという貴重な経験。
このあたりを走っている時は、雪も激しくなってきました。
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二股駅(S32)
黒松内駅の次の駅なのに、駅ナンバリングが1つ飛んでいます。これは、黒松内駅と二股駅の間にあった蕨岱(わらびたい)駅が2017年に廃止になったためです。
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長万部駅(H47)
函館本線との乗り換え駅であり、この列車の終着駅です。約3時間半の山線の終着駅になります。大きな荷物を持ったインバウンドの客は、函館方面のホームに移動していきました。
この駅は、長万部町の中心駅であり、北海道新幹線の札幌延伸時には、新幹線の駅ができる予定で駅周辺の工事が始まっています。
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9 長万部駅の駅弁 かなやのかにめし
長万部駅に着いたのが14時ということで、お腹が空いていたので、年末で開いているか分からなかったのですが、長万部名物のかなやのかにめしが買えるかどうかお店に行ってみると、時間ギリギリで開いていて、かにめしを入手することができました。
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かなやのかにめしの特徴として、カニの身を炒めることにあるようで、ご飯と絡んで美味しくいただきました。
10 まとめ
山線を乗り通してきましたが、お客の流れを見ていると、小樽・余市間、倶知安・ニセコ間以外はほぼ乗降がありませんでした。
一見インバウンドの客で車内が混んでいるように見えますが、おそらく乗客の大半は、JAPAN RAIL PASS、青春18きっぷ、北海道&東日本パス等のフリーパスでの乗客で、きっぷを買って乗っている地元客がほぼいないのではないかと思います。
廃線1年前の留萌本線(留萌・石狩沼田廃止時)に乗ったことがありますが、その時の留萌本線の列車は途中駅での乗降はなく、乗客の9割は鉄道マニアという鉄道マニアのアトラクションのようになっていました。
宗谷本線や花咲線のように、駅前も沿線も絶望的な無人地帯を走っているというわけでもないのに地元客が乗っていないのは、車社会へ移行してしまったからで、こういう光景は全国のローカル線共通の課題だと思います。
私は廃止直前に迷惑をかけるようなことはしたくなくて、乗れるうちに乗っておくということで、長期休暇がないとなかなか乗りに来れないので、今回山線に乗車できてよかったと思います。
3回にわたる記事になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。