南相馬からの手紙-会いたい人たちに伝えたいこと-「広島で出会ったみなさまへ」|#よりみち奮闘記
2月から南相馬で生活を始めてあっという間に半年以上経ちました。
南相馬と横浜で2拠点生活をしているMYSH合同会社の和泉 華子(いずみ はなこ)です!
転職して南相馬にやってくる事になった経緯はこちら↓
前回の自己紹介では、私が歩んできた道をざっと書かせていただきました。
今回はその時に出会った人たちとの思い出とともに、南相馬との共通点やおすすめしたい事をお届けしたいと想い、4通の手紙を書きました。
今日は1通目をお届けします✉️
広島での優しい世界との出会い。巨大な山を開拓する新入社員の皆さんへ
皆さん、お元気ですか?
2018年に、ベーカリーカフェの企画でお世話になった華子です。
覚えていてくれると嬉しいです。
当時、カフェもパン屋さんの事も知らない私たち(特に私!)に、
優しく丁寧にたくさんの事を教えてくれて本当にありがとうございました。
毎週東京のオフィスに押しかけては、色々な実験をさせていただきましたね。
「あれがしたい!」「これも出来ますか?」と無理ばかり言う私に対して、
どうやったら実現可能かを一緒に考えて準備してくれたのは感謝しかありません。
たくさんの愛をいただきました。
特に思い出に残っているのは、広島視察。
山を丸ごと研修施設にした「100年農場」に連れて行ってもらった時の事です。
新入社員の方々が、一年半かけて山の開拓から畑の計画、パン作りに取り組んでいる場所。
「技術と心を育む」というコンセプトに痺れたのを今も覚えています。
私が今いる福島県南相馬市でも、「100年のまちづくり」という未来に向けた取り組みがあります。
場所は違いますが、何か似ているところがありますね。
そんな南相馬市で、私も暮らしながらチームメンバーと畑作りをしています。
皆さんの畑を見に行った時、
「もっと畑大きくすればいいのに。。」なんて、
安易に考えてごめんなさい。
今ならわかります。この規模でも手入れはもちろん、収穫した作物を調理するのも大変。。
「計画して作って食べる」の大先輩だなと、広島の記憶を思い出しながら改めて実感しました。
小麦のプロになる皆さんが、採った作物をその場で調理して、畑の前の焼き窯でピザを焼いてくれた時の感動と美味しさは今も鮮明に覚えています!
あの日のピザが一番美味しいピザでした✨
実は私たちの畑でもバジルやパクチーを育てているんです。
あの日の美味しい記憶をたよりに、ピザ開発をしようかなと企み中。
畑にピザ窯が出来たら、是非南相馬に来てください!その際は、ご指導よろしくお願いします!
畑は失敗も経験。諦めない!やり切る!
私たちが育てているパクチーは、はじめはなかなか芽が出ず、時期や手入れの仕方を失敗したかな。。と落ち込む事もありました。
そんな時は、「雑草を食べてもらう為に飼い始めたヤギが、雑草食べてくれずお世話で大変さが増した」という皆さんの失敗エピソードを思い出しています。
失敗も笑顔で話す皆さんの雰囲気がとても素敵で、余裕があって。。「技術と心を育む」皆さんを思い出して元気を出していました。
夏に全然芽が出なかったパクチーも、今はすくすく成長中。
畑も仕事も諦めずに試行錯誤して、経験を積んでいくのが大事なんですよね。
しっかり育つようにやり切ります!
皆さんとの出会いで、優しい世界の発見と、失敗も経験と笑って過ごすおおらかさを学びました。
お読みいただきありがとうございました😊
次は
「台湾でカッコ良く仕事をする。。を学ぶ。優しくてカッコ良い人たちへ」
台湾で出会ったカッコ良く仕事をする人たちへの手紙をお届けします✉️