重力恐るべし
「ねぇ、少し細くなったと思わん?」
「あ、なってる!お母さん少し痩せた?」
「あ、ほんとだ。足細いね。」
「いや、それはないと思う」
「確かに横から見たらヤバいね…」
久しぶりに横になって睡眠をとり、目覚めた朝。(それまではソファにもたれかかって、レッグソファ?に足をのせて寝ていた。なぜなら横になると肋骨が痛くて、うまく身体を起こせなかったから(涙))
生理現象で一度目覚めたが、そのまま二度寝をし、昼前に起きた。
膝で反対足のふくらはぎをマッサージしてから起き上がった。浮腫まくっていた足はもちろん激痛だった。
着替える時に、昨日までと足の感覚が違うのを感じる。
で、冒頭の会話。
お腹は相変わらず妊婦だけど、昨日より明らかにズボンが楽に履ける。
身体を横にして休むのとそうでないのは、明らかに身体への影響が違っていた。
眠れなくても、横になっているだけで身体は休んでいることになると聞いたことがある。
それくらい、体勢って大事なんだと思った。
寝たきりになると、筋肉が落ちてしまうとよく聞く。
宇宙に行っても、筋肉が落ちると聞いたことがある。
横になって寝ているのは、宇宙を漂っているのに近いものがあるのかな。
どれだけ質のいい睡眠をとるかは大事って聞くけど、どれだけ宇宙感覚になれるかってことなのかしら?
宇宙には行ったことないけど、漂うってなんか気持ちいい。
きっとお母さんのお腹の中にいた時にそれを体験してるのかな。
だから、想像するだけで気持ちよくなるのかしら?
ぷかり ぷかり
ゆ〜らゆら
あてどなく漂うその身は何を感じている?
気持ちいいって大事。
重力が身体に及ぼす影響を身をもって体験したってことになるのかな。
重力、侮るなかれ。