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二カ国目 シンガポール共和国
※2024年1月4日〜2024年1月5日滞在時の現地情報
※本紀行は私自身の主観に基づいており、正確性は保証できかねます
2024年1月4日(3日目)
中国を出国、できない。。。
1/4 12:30、私は飛行機の中でコーラを嗜んでいる。ここまでは良いが、問題は飛行機がまだ車輪を出して地に足をつけていることだ。
私が搭乗してから既に2時間が経過したが、飛行機はまだ飛び立とうとしていない。一体何が起きているのか。拗ねているのだろうか。実は関空にいたときと同じ理由で、トラフィックによる遅延のようだ。
シンガポールへのフライトは5時間15分で、現地時間16時に到着する予定だったが、なんと18時以降に到着予定が変更された。まさか、昨日と同じ理由で再び痛い目に遭うことになるとは。
結局、2時間半の遅延の末、18時半になってようやくシンガポールに到着した。
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あまりにスムーズな入国審査、あっという間にホテルに到着
入国審査は事前に入国カード・健康申告をオンラインで提出していたので免除。すぐに荷物を受け取り、わずか10分で入国できた。あまりにもスムーズで、他の国もこれほど手軽ならば素晴らしいのにと思う。
今回訪れたチャンギ国際空港は何年も連続で世界一美しい空港に選ばれ、シンガポール航空やスクートの拠点としても知られる、世界有数のハブ空港だ。
チャンギ空港に来たらまず訪れるべき場所がある、それはJewelだ。マリーナベイサンズと同じデザイナーが設計したガラスのドーム構造が印象的なJewel。チャンギ空港のターミナル間に位置するこの巨大な複合施設は、特にその巨大な人工滝が有名だ。
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Jewelを一目見た後、MRTを利用してホテルに向かった。予定よりも2時間以上遅れての到着であり、上海で経験したようなトラブルは避けたい。事前に調査しておいたルート通りに進み、40分ほどでインド系のドミトリーに到着。
ドミトリーとは、一つの部屋に複数の二段ベッドが配置され、8人や10人といった複数の人が同室で寝る形態だ。Booking.comで検索すると、その地域で最も手頃な宿泊施設はほぼドミトリーであることが多い。利用する場合はセキュリティ対策はしっかりと行なってほしい。私の場合、中身を見られないようにTSA国際規格の南京錠をリュックにつけており、お金や荷物も分散配置しているため、万が一のことがあっても詰まないようにしている。
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THE SINGAPORE な景色
シンガポールといえば、何を思い浮かべるだろうか。そう、その通り、マーライオンとマリーナベイサンズだ。
宿からは比較的近かったため、バスで10分ほどかけて到着した。ちなみにシンガポールのバスは非常に便利で時間通りに運行されている。クレジットカードでのタッチ決済ができるし、日本と同様にバスは定刻どおりに来る。
そしてやってきた、これこそがザ・シンガポールの夜景だ。マーライオン像、マリーナベイサンズ、セントラルビジネス地区の摩天楼郡、完成され過ぎたその景色に胸が熱くなりました。
安いルートを探した結果、遠回りをしてシンガポールまで4日かかったが、4日かけてでも見てよかったと思える景色であることは間違いなかった。
それにしてもお腹がすいた。機内食を食べてから多分6時間ほど何も食べていない。よし、夜ご飯の時間だ。中国で中華料理を満足に食べられなかったので、シンガポールのチャイナタウンで夜ご飯を楽しむことにしよう。
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来れば分かる多文化共生の国、シンガポール
チャイナとかインドとか書いたが、シンガポールはマレー系、チャイナ系、インド系の3つの主要な民族が共存する多文化国家だ。それぞれが主にマレー語、中国語、タミル語を話す。また、それに加えて英語も公用語だ。
なので、地下鉄のアナウンスや街の標識も「英語、マレー語、中国語、タミル語」の4種類で表されている。
シンガポールはかつてイギリス東インド会社の交易所として栄え、その後はインド南部からの移民が多く流入した。もともとはマレーシアの一部だったが、華人への差別に対抗するために独立し、その影響でシンガポールはマレーシアよりも華人や外国人が多くなった。
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というわけで、今日の宿はインド、夕食はチャイナタウンで楽しむことにした。マーライオン像からビジネス地区を通り、徒歩15分ほどで高層ビルに囲まれた広大なチャイナタウンが広がる。
途中、とりあえず歩いていたら、レストランの前で笑顔の素敵なお兄さんと目が合った。そこで、「Chinese cuisine available?」と尋ねると、「Can can!」とSinglishで答えてくれた。お腹が空いていたので、ダンブリンとフライヌードルを注文したのだが、特にフライヌードルは絶品で、「好吃」と言ってお店の人も喜んでくれた。彼らも何か中国語で言ってくれたけどぜんぜん理解できなかった。一方通行でごめんね(笑)。
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2024年1月5日(4日目)
丸一日シンガポール観光(午前)「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」
大学生のとき、シンガポールの経済発展に関するレポートをまとめた経験がある。
シンガポールはもともとイギリス領マレーの一部だったが、マレー系と華人系の軋轢から1965年にマレーシアから独立した。その後、資源のない小さな島国であったシンガポールは、リー・クアンユー首相の強力な開発政策により、世界有数の金融・貿易拠点として急速に発展した。
税制優遇政策と透明性担保による信頼で、多くの外国企業がシンガポールを拠点とした。また観光業も盛んになり、住む・働く・遊ぶ全てが快適な国となったのだ。
今回は1日の滞在で有名な場所をできるだけ巡りたいと思う。最初に訪れたのは「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」という大規模な公園だ。
園内には「フラワードーム」という世界中の植物が咲く巨大な植物の温室や「スーパーツリーグローヴ」と呼ばれるファンタジックな大きなツリー群があり、様々なエリアに分かれている。おそらくここだけで1日楽しむことができるだろう。シンガポールを訪れる際は、ぜひ足を運んでみてはどうだろうか。
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丸一日シンガポール観光(午後)「アラビアン、慰霊碑、夜景」
次に訪れたのは異国情緒に満ちるアラブストリートで、サルタン・モスクなどがアラビアンな雰囲気を醸し出していた。ここは中東系の雑貨や香水で有名で、特に日本人女性に人気があるようだ。
その後、立ち寄ったのは市民戦没者記念碑であるthe Civilian War Memorial。シンガポールは1942年から1945年にかけて日本の占領下にあり、この期間に50,000人以上が犠牲になったと言われている。この慰霊碑は彼らを追悼し、建立された。現在は親日国となっているシンガポールだが、このような歴史的な出来事も知っておくことは重要だと思う。
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その後はショッピングモールめぐりやビジネス街の散歩など、一日中動き回りながらシンガポールの街を楽しんだ。
最後に再びガーデンズ・バイ・ザ・ベイを訪れ、スーパーツリーグローヴの展望台に足を運びました。屋根のない開放感あふれる展望台からは、大都会シンガポールの夜景を一望でき、その絶景には感動すら覚えた。
この素晴らしい景色を家族にも見せたくて、すぐにビデオ通話で夜景を共有した。この景色をもう一度、次は自分の家族を作って一緒に感動したい。そう心に決めた。これが人生の新たな目標だ。シンガポールを訪れて本当に良かった。
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