東京から関空へ
2024年1月2日(1日目)
飛行機代をケチるため、関西へ
前日、北陸地方で大きな地震が発生した。友人や家族には被害がなかったが、2024年が始まるにはあまりにも不穏なスタートだった。
私は慣れた"Smart Backpacker"。年末にはほぼパッキングを終えており、旅立ちの朝、7時に起きて無事故を祈りながらワクワクとドキドキを胸に出発した。
まずは青春18きっぷを使って関西空港(以下関空)へ。読者の疑問に答えよう。
Q. なぜ関空?
A. ケチだから。この時期、東京からシンガポールへは最低7万円、大阪からなら最低3.5万円。
Q. なぜ青春18きっぷ?
A. ケチだから。新幹線の5分の1、2,500円で大阪へ。ネカフェ泊まれば宿代も節約。大阪で551の豚まんも楽しめる。ただし片道10時間。
関空へ向かうが、ダイレクトで向かうのは時間的にリスクがあるため、前日に出発。
神奈川→静岡→浜松→豊橋→名古屋→米原→京都→大阪と移動し、新今宮のスパワールドで汗を流した頃、日はすでに暮れていた。
大阪中心部のネカフェは高いため、翌日の関空行きを考慮してJR和歌山駅前のネカフェに泊まることにした。1泊1,400円。Wifiなし、鍵なし、簡易壁で雑音も多い。まあ慣れたものだ。10時間以上電車に乗っていたため爆睡だった。
私はやっすい宿が好きだ。ケチというのもあるが、安いのには必ず理由がある。立地が悪い、建物が古い、サービスが簡易的。でも寝るだけだから別にいいだろう。
ダイソーで買えるアイマスク、耳栓、携帯枕があればどんな場所でも寝れる。これこそ旅で培った力である。
2024年1月3日(2日目)
関空でまさかのアクシデント
朝起きてスマホを見ると、羽田空港で飛行機同士が衝突する大事故のニュースが入ってきた。まだ1月が始まって3日しか経っていないが、国内は早くも大混乱に陥っている。
和歌山駅前でさっぱりとして美味しい和歌山ラーメンを味わった後、私は関空へ向かった。
私は空港が好きだ。様々な国の人々が交わる中、異なる言葉が飛び交い、その音や雰囲気、風景が私を引き込む。関空T1国際線出発ロビーでは、まもなく中国国際航空(以下エアチャイナ)の搭乗手続きが始まるとのことだった。
出発予定のゲートで待っていると、突如としてアナウンスが。「Due to traffic, the flight to Pudong, Shanghai of Air China will be delayed by 2 hours」。まさかの飛行機遅延。しかも2時間。
おいおいまじかよ...とは思ったが、まあ何とかするしかない。ピンチも乗り越えれば良い思い出になるはずだ。
インドネシア語の勉強をしながら、ひたすら待ち続け、やっと搭乗。15:40の予定が18:00になり、2時間20分の遅れで日本を出発。
さあ、ここからアジアの冒険が始まる。
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