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バルセロナでまったり過ごした話

海外珍道中・バルセロナ編。本命旅先の前座として組み込んだがとても良かった。まあでも特に珍道中感はない。

0日目(移動日)

・出発直前にオーバーツーリズムに関するデモが発生。ご飯を食べていたらトマトを投げつけられるらしい。戦慄とワクワクの気持ちで家を出る。
・チャイナエアにて北京経由バルセロナ行きのフライト。空港にて係員のお姉さんが「中華系エアラインはロシア上空を通れるんですよ」と教えてくれた。政治を身近に感じる。
・機内にて「飲み物いらんから捨ててくれ」とCAさんにコップを渡すと「No!more!」と言われ、さらにオレンジジュースをそそがれる。巷でオレンジ不作と言ってたのは幻か?
・フライトは爆睡or韓ドラ鑑賞で乗り切る。モスクワ上空にいるときはちょっとソワソワした。

1日目

・現地時間9:00ごろにバルセロナ着。久しぶりにvodafoneの電波を使った。生きとったんかワレェ。
・地下鉄駅から地上にあがって振り返るとそこにはサグラダファミリア。見た瞬間、ぬいぐるみを持った女2人が奇声をあげる。日本人の評判を落としてしまった。
・適当に入った店でパエリアと”にんにくをバケットに擦り付けて食べるやつ”を食す。語彙力がない。どちらもウマすぎて飛んだ。食後は無事に太田胃散のお世話になる。ありがとう、いい薬です。
・フライト疲れで昼寝をと思っていたが、結果的には相方を放置してそのまま寝た。半目でチラ見したサグラダファミリアのライトアップは息をのむくらい綺麗だった。すぐ寝たけど。

2日目

・朝ごはんでバカデカサンドイッチを食べようとしたら、メイン具材の白身魚フライを落とす。ツイてない日だ。
・推しぬいぐるみの写真を撮りながらだらだら歩く。水族館に行ったが、私たちは日本語以外は非対応なのでよくわからない。
・昼食を摂っているときに推しぬいがいないことに気づく。食事をそっちのけでくまなく探すも見つからない。半べそで水族館や港のHPに問い合わせメールを入れる。まあ港のHPと思っていたらバルセロナ市議会だったのだが・・・故意ではないが、バルセロナ市議会に推しぬいの写真を添付して「これはどこにあるか?」と問い合わせた日本人になってしまった。ここでも日本人の評判を下げてしまう。ちなみに1か月後に「なかったよ」と返事がきた。クソ客にも対応していてスゴイ。
・相方が推しぬいを愛でている姿をうつろな目で見守りながらスーパーに寄り、食料品を買い込んでホテルへ帰る。ポテチも生ハムもヨーグルトもすべてウマい。ここまで食って寝るしかしていない。
・就寝前にテレビをつけるとヨーロッパリーグのサッカーをやっていた。陽キャはこういう時にバルでも行って盛り上がるんやろうなと思いながら、陰キャたちはおとなしく就寝した。

3日目

・起床してあたりを見渡したが、やっぱり推しぬいがいない。現実を目の当たりにしてメンタルをやられる。仕方ないので、新しいぬいぐるみ探しの旅に出る。旅の結果、新しい相棒に選ばれたのがこのnoteアイコン・バルサのぬいぐるみである。未だに正式名称がわからない。
・スーパーで食料を買い込み、ホテルで食べながら寝落ち。その間相方は1人で散歩。わたしはここになにをしにきたのか。
・起きて酒を飲んでサグラダファミリア。ようやく観光スポットへ行く。何が未完成なのかわからないくらいに作りこまれていた。もとから感性がないので感想も浅い。でも完成される前に行けてよかった。
・最後の夜なのでパエリアを食べた。まあ最後の夜もなにも毎日食べるくらいにはパエリアがウマかった。

4日目

・ガスパチョを食していなかったのでスーパーで買って飲む。わたしはトマトが嫌いなのでおいしくねえなと思ったのだが、ガスパチョからしたらいい迷惑である。
・次の目的地へはフェリー移動。港のロビーで待っていたら、それっぽい制服を着たおじさんたちが我らのパスポートを持って姿を消す。ソワソワしているとスタンプを押して返され、ぬるっと出国手続きが完了。
・フェリーに乗る直前、乗組員のお姉さんから「は?ビザないの?じゃあ乗れないけど」と言われる。一瞬怯んだが、強い心を持って「日本人は短期滞在ならビザいらん!!!」と言い返すと、パスポートを奪われて姿を消される。みんなして我らのパスポート持って姿消すなよ。
・逃げられたら終わりやなと思っていると、フェリーからダンディスタッフが我らのパスポートを片手に笑顔で「カモン!!!」と言って手を振っている。わたしの勝ちだ。さようならバルセロナ。

まとめ

・スペイン人はみな優しかった。コツは元気に笑顔でHola!と挨拶すること。どこの国でもあいさつは大事。
・パエリアは激うまなのだが、塩分過多のためか、毎日顔がパンパンだったし、トイレが近かった。
・大変失礼ながら「バルセロナはついで」と思って行ったため、観光スポットにほぼ行かなかった。しかし毎日サグラダファミリアを見てのんびりしたり、その辺を散歩したり、その辺の店にふらっと入ってコーヒーやお酒を飲んだりしたのはとても贅沢だった。こういう旅も良い。
・さて、推しぬいはどこにいったのか?よく周囲から「どこで落としたの?」と聞かれるのだが、わたしは落としたのではない。推しぬいはかわいすぎてスられたのである。きっといまごろスペイン人のお家で愛されているだろう。

おしまい

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