【美しくない者達への賛歌】【傷だらけで汚れた後ろ姿】【ただそれでも気高く立つ】【一人で世界と立ち向かう】
不誠実に生きていく事の方が簡単になってしまったこの社会で。
今日もどこかで、不誠実と殊更向き合い、自分の利益を度外視して「誠実」と向き合っている「アナタ」がいるでしょう。
ここで妥協しても。ここでちょっとズルしても。多くの人は許してくれるだろうし、見逃してもくれるかもしれない。むしろ、そうしろという人もいるかもしれない。どうせ分からないんだし、ちょっとぐらいコッチが楽しても…
でも、そんな事には一切耳を貸さず、その「ちょっと」に真剣に取り組む「アナタ」がいるでしょう。
そんな「アナタ」を蔑む人もいるでしょう。「自分だけが正義のように」「そんな事したって誰も得しないのに」。真面目に取り組んだことが、なぜか却って仇となる。品方向性・誠実さ。そんな言葉は辞書の上だけといいたげに。
不誠実と向き合って傷つき、成すべきことを正しく成しただけなのに泥水をかけられ、不誠実の信心者と比べて給料は変わらない。
裏切られ、貶められ、捻じ曲げられ、歪められる。
「誰もそんな事気にしないよ」
「バカ真面目にやっても損するだけだ」
「使ってる側からは見えないしいいんだよ」
「こっちの責任なんてわかりゃしないさ」
「なんかあったら、あいつのせいにする」
そんな言葉を一切無視して、突き進む「アナタ」がいるでしょう。
もしも、の事を考えて、手抜きや妥協が重大な欠陥をもたらす事を考えて、起こらない事を祈ったもしもに備えるために、誠実に仕事を成し遂げる「アナタ」が。
この世界は。不誠実でも突き進む。
でも、誠実さが無くてはクリエイティングはされなかった。
黙々と山の中で電気線を引いた人がいるから、電気は場所を問わず使える。なるべく魚を傷めずに漁をした人がいるから、寿司は味わいを追求出来る。家族と離れ油に塗れ危険と隣な人がいるから、石油は採掘され続けている。
「アナタ」が、多くの不誠実性な声に耳を貸さなかったから、実現しているものがたくさんある。誰にも評価されない誠実さが、後世のための道となっている。
不誠実と戦い続けた手はくしぶれ、顔には歳月が刻まれ。
それでもあなたは誠実さを驕ることなく毅然と立ち。
たった一人、世界と向き合った己が誇りに気高さを持っている。
その姿は世界に光彩を放つ。
美しくない者達よ。
傷つき、泥水にまみれ、聞く耳を持たず、ただ、己が誠実さと向き合った「アナタ」。
そんな「アナタ」が組み上げた誠実さの塊が世界を支えている。
だからこそ、美しい「アナタ」へ。
ありがとうを。
世界を盤上事ひっくり返して、子供達に笑顔を!