Vol.1 AI時代に改めて読む「僕は君たちに武器を配りたい」(著:瀧本哲史)【Chat GPTで読書メモを取る】
AIが社会を変えていく。でもどう変えていくかは誰もわからない。
この変化の真っ只中で改めて読みたいと思ったのがこの1冊でした。
2011年に出版された書籍の文庫版。でもこの大きな変化の中でも変わらないもの、それがこの1冊につまっている。
今日はこの書籍の第1章を読んで読書メモを取りました。
それをこのnoteで公開します。
それでは、どうぞ。
(今回のnote記事も、音声入力した読書メモをChat GPTで綺麗に整え、編集したものを使っています。その読書メモの取り方は次の記事を御覧ください。どうぞ。)
【読書メモ】第1章 勉強できてもコモディティ
(以下は、音声入力による文章をChat GPTで綺麗に整えたものです。)
知識があっても買い叩かれる
この章のポイントは「勉強できてもコモディティー」。かつて福沢諭吉の「学問のすゝめ」では、人間は平等ではなく、学問によって人間に差がつくと宣言した。 しかし現在は勉強(努力)と収入は比例しない
大学の伝統的な知識提供により専門家になることでの良い生活と安泰な未来へのビジョンが世界規模で崩れている。
ビジネス自己啓発書の中には、教祖的存在の著者もおり、英語やIT、会計のスキルアップが年収増加につながるというストーリーが繰り返されるが、実際に年収が増えた人は少ない。
現代社会では、高度な勉強とスキルでもワーキングプアになることがある。これは付加価値の高い職業が付加価値のない職業に変わっていることに起因している。
心理的に必要な知識を得ることで他人より幸せになるというストーリーは、一種の不安解消やマーケティングの手法である。勉強ブームの背後には、不安解消やマーケティングがあり、それによって人々が安易に勉強すれば大丈夫と考える。
どんどん広がる産業のコモディティー化
コモディティーとは、個性を失った商品のことで、どの商品も差がない状態。優れた商品であっても、スペックが明確に定義できるなら、同じ商品を売る複数の供給者がいればコモディティ化する。
自動車会社などは、一定のスペックを満たす部品であれば同じと判断し、価格が安い方から購入する傾向がある。
徹底的な競争により価格が下落し、商売をする側が厳しい状況に追い込まれる。
人材の評価でも同様の現象が起きており、給料値下げ競争が始まることがある。コモディティー化は商品だけではなく、労働市場にも及ぶ。人間もコモディティ化していく
決められた仕事と手順で成果を上げる人が求められ、その中でコストが安い人材が重視されるのが現在の経済システム。この通り作業できる人であれば誰でも良く、経営者にとっての関心は給料をどれだけ安くできるかという問題になる。
スペシャリティーだけが生き残っている
コモディティ化からの逃れ方がスペシャリティーとなること。これからの日本では、単なる労働力として働く限り、コモディティ化することは避けられない。一般的な勉強や資格を身に付ける努力は意味がなく、答えは「スペシャリティー」になること。
- **スペシャリティーの意味**
- 専門性、特殊性、特色などを意味する英単語。
- 他人に代替えすることのできない唯一の人物、物のこと。
- **スペシャリティーの存在とその変動性**
- あらゆる業界、商品、働き方においてスペシャリティーが存在する。
- その地位は永続的ではなく、時間の経過に伴い価値が減っていくもの。
- **生き残るための方策**
- スペシャリティーに特化した人間になり、唯一無二の人物になることが必要
AI時代から改めて考えたまとめ ;
コモディティ化のスピードはAIによってさらに加速していきそう。今はスペシャリティとされるスキル、商品、人材も次の瞬間には、学習されてコモディティー(AIができるようになる)となってしまうかもしれない。資本主義とAIが組み合わさっていく社会をどうサバイブするかの視点で第二章以降も読んでいきます。
それではよい1日を♪
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